株式会社
ナカムラ
飴ではなく企画を売る。多様なお客様の思いをどう伝える?
私たちはこんな会社です
■延べ1万社以上のオリジナル組み飴を製作
私たちは名古屋市西区を拠点に、お菓子の卸売業をしています。
西区は多くの駄菓子メーカーが集まっている地域です。私たちが昭和38年の創業から続けているのが、駄菓子の卸売。名古屋や東海地域のメーカーの駄菓子や瓶ラムネなどを、東京のスーパーに卸しています。
もう一つの事業が「my ame(まいあめ)」という、飴のオーダーメードサービスです。
取引先の一つで、切っても切っても同じ絵柄が出てくる「組み飴」を作る名古屋の会社が、高い技術を持つのになかなか注文が入らないのを見て、2007年にインターネットでオーダーメードの注文を受けるサービスを始めました。
私たちがお客様とのやりとりや広報などを行い、職人には作ることに専念してもらっています。
これまで、のべ1万を超える企業、団体、個人のお客様とお取引をさせていただきました。
お客様の業種は幅広く、規模も大小さまざま。飴を通して大企業の創業者と会えたり、さまざまなクリエイターとコラボするプロジェクトに参加したりもしました。
■メッセージをどう伝えるか。お客様の思いをよりよい形に
私たちは飴をメディア、食べられるチラシとして扱っています。飴ではなく、企画やメディアを売るという意識で、お客様のメッセージをどう伝えるか考えているのです。
お客様のご希望そのままを再現するのは難しいので、弊社の組み飴専門のデザイナーが飴用のデザインに編集して、お客様にご提案します。また、どうしてもゆがみやずれなどが発生するので、それを愛嬌や親しみやすさとして理解していただく必要があります。
さまざまな制約がある中で、どうご納得いただき、よりメッセージが伝わる形にするか。1万社以上のお客様とのやり取りの中で、こういう企画は刺さる、こんな飴の使い方は思いが伝わりやすい、などとわかってきました。蓄積したノウハウを共有しながら、よりよいものにできるよう考えています。
例えば以前、沖縄県の粟国(あぐに)島の名産品である塩を使った飴を製作しました。
離島のお土産開発では、例えば饅頭などは小ロットで作れない上、賞味期限も短いので、全部売り切れないリスクが高いです。その点、飴は小ロットでも製作可能で、賞味期限も1年あります。
問い合わせをいただき、パッケージのデザインで粟国島を訴求して、飴はご当地キャラのイラストに絞った方がすっきりしてわかりやすいのではないか、などと打ち合わせながら進めました。完成すると、それまで島外へのお土産といえば乾麺や塩しかなかったところに、飴という選択肢を増やすことができ、島民の方々にとても喜ばれました。これまで何度も再発注をいただいています。
こうした過去の事例について、お客様へのインタビュー集をホームページに掲載しています。
飴は小ロットで、企業の若い社員にも決裁権がある金額で作れるもの。ホームページは「24時間働く営業マン」になるよう、デザインの感度が高い、若い世代にも見てもらえるようなページにしています。
私たちが挑戦していることを紹介します
■お客様にも職人にも誠実に
少子化の影響もあり、駄菓子や飴の需要は減り続けています。その中で、いかに付加価値をつけて売っていくか、新しく市場をつくっていくかということに挑戦しています。
私たちと似たサービスを行う会社もありますが、その中で私たちは、誠実に仕事をすることを大切にしています。価格競争はせず、値下げ交渉には一切応じないのも誠実さの一つです。
さらに、他社がやらないことを率先して行うようにしています。例えば、袋詰めの加工。ノベルティーにするため、カード封入やシール貼付を希望するお客様は多いのです。
こうした挑戦は、職人の技術を守ることにもつながります。
組み飴作りは、室温が約40度の中で作業をしたり、20キロ以上の飴を運んだりと過酷な環境で行われています。駄菓子は今まで安く買い叩かれてきましたが、私たちは職人さんたちに高くお支払いして、高く売りたい。そうしないと技術は継承できないと考えています。
■失敗を恐れずチャレンジする人と働きたい
2024年2月には事務所を、廃業した銭湯をリノベーションしたオフィスに移転しました。
住宅街の中の目立つオフィスなので、地域の人からの目が変わりました。そんな中で社員みんなが、「誠実に仕事をする」という意識をより強く持つようになったと感じています。
また、社員同士のコミュニケーションも取りやすくなりました。これから人材採用を行う上でも、働く場所の面白さやストーリー性は重要だと考えています。
私たちは、失敗を恐れずチャレンジしてくれる人と一緒に働きたいと思っています。
仕事の処理能力も必要ですが、気が利いて、細やかな対応ができ、円滑にコミュニケーションできる方が向いていると思います。
この仕事では、好きなもの、好きな人と仕事ができる可能性もあります。これまで、有名アーティストのライブグッズや、スポーツチーム、ミュージアムストアなどとのお仕事も手掛けてきました。他にもIT系、建設系など、お客様の業種はとても幅広く、いろいろな会社を知ることができるのも、この仕事の面白いところです。
■西区の駄菓子文化を未来へつなぐ
今後は飴以外でも、食品や飲料などさまざまなものを、私たちのフィルターを通して面白くし、独自の付加価値をつけて発信できる会社になっていけたらと思います。食品のコンサルティングから、スーパーなどへの営業まで行えるようになれば、他にない存在になれるはずです。
また、西区の駄菓子は地場産業であり文化だと思います。それをつないでいくためには、この文化をもっと知ってもらいたいし、従事する人も次世代へつなぐ意識を持つ必要があります。
卸売業を営む以上、メーカーさんと一緒に、つなぐ責任を負いながらやっていくのが私たちの仕事だと考えています。
アンバサダーの声
- コーディネーター NPO法人G-net 掛川遥香
- 駄菓子ではなく、会話を弾ませるきっかけ・思いを伝えるメディアとして飴を使おう!と飴の価値を再定義したことでビジネスモデルが大きく変わっているナカムラさん。お客様も商品を卸すスーパーだけでなく、オーダーメードの飴を求める建設業者さんから芸能関係まで大変幅広いことも面白さの一つです。そんな幅広い業界とのお付き合いがあるからこそ、次はどんな企業が連携先になるのか?可能性が広がり続ける将来性にも魅力が詰まっています。
慎吾さん自身の頭の中もアイディアで詰まっていて、一緒にブレストすると思ってもみなかった発案が出てきていつも驚いています!
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企業概要
- 代表者名
- 中村貴男
- 資本金
- 1,000万円
- 事業内容
- 菓子食品飲料の企画販売卸売り
- 業種
- 卸売業
- エリア別カテゴリ
- 愛知/名古屋
- 業種別カテゴリ
- 卸売業・小売業
- WEB
- https://myame.jp/
- 住所
- 愛知県名古屋市西区枇杷島3-20-30 白菊ビル1F
駄菓子業界の救世主なるか! 飴の価値をバージョンアップ