アルファフード
スタッフ
株式会社
循環と共創で持続可能なビジネスをつくり、幸せの輪を広げたい
私たちはこんな会社です
■オーガニックの川上から川下まで
私たちは、食品の輸入、製造、卸、ECでの販売を行っています。
1925年に砂糖問屋として創業。キャンディ、ラムネ、金平糖などのお菓子メーカーにお砂糖を卸してきました。1985年には国産小麦の小麦粉の流通を開始。当時、ポストハーベストなど食品の安心、安全を脅かす問題が起きる中で、作り手の顔が見える原料を扱い始めたのです。
そして2007年からは、お客様のご要望を受け、オーガニックの小麦粉を皮切りに、オーガニック食材の輸入販売を始めました。現在はお砂糖や国産小麦粉の流通を続けながらも、オーガニックを強みにしています。
オーガニックは、農薬や化学肥料に頼らず、自然の力を生かして生産されたことを指しますが、それは安全で健康にいいというだけではありません。
オーガニックの本来の目的は環境負荷を抑え、生物多様性を保全し、健全な食物連鎖を守るシステムを構築することにあります。また、適地適作によってその土地の文化を守り、健全な社会をつくることにもつながります。
現社長は2014年に入社した翌年、アメリカ・カリフォルニア州のオーガニッククルミ農家での「私がオーガニックに取り組む理由はただひとつ、それはサステナビリティだ」という言葉に衝撃を受けました。
そして、そのクルミ農家でのさまざまな取り組みを知る中で「私たちは『食』を通して環境と資源を考えます」という経営理念の重要性を改めて理解しました。食を通して環境と資源の持続可能性を考え、そこにある課題をビジネスで解決していくことが使命だと悟ったのです。
私たちは現在、世界12か国から、ドライフルーツ、ナッツ、小麦粉類、糖類など150種類のオーガニック原料を輸入しています。国内の産地からも調達し、自社工場で小分けやパッキングを行って、年間150万個の商品を作っています。
さらに2016年からは、オーガニックスーパーの量り売りコーナーの提案や調達をスタート。現在では50店舗以上で売り場を導入していただいています。
また、オーガニックのお菓子ブランド「biokashi」(ビオカシ)を立ち上げ、これまで生おからクッキー、ドライフルーツにチョコレートを薄くかけたものなどを開発してきました。
これらの原料やお菓子を、私たちが持つ小売・卸の両方の販路を通じて全国に流通させています。
私たちのようにオーガニックの原料の輸入、加工、販売という、川上から川下までを手がけている会社は他にありません。
■お菓子の加工工場のオーガニック認証取得を支援
私たちの強みは、オーガニックの産地と加工工場の両方と連携していることです。
オーガニックの生産者はまだまだ少ないです。国内だけでなく、海外の生産者の農地にも直接赴き、関係性を築いて買い付けています。
加工工場については、30社以上の食品工場と提携して食品開発を行うほか、提携工場のオーガニック認証取得支援も行っています。
量り売りコーナーに私たち自身が立つ中で、お客様からオーガニックのお菓子が少ないという声を聞きました。
当時、全国のお菓子加工工場約1万社のうち、オーガニックと表示して生産できる「有機JAS認証」を取得していたのはまだ8社ほど。
それなら自分たちでつくろうと考えた私たちは、お砂糖の卸先であるお菓子の工場を回り、オーガニックの社会性や市場性を伝えて、協力会社を探しました。現在までに私たちの支援で6社が認証を取得し、それらの会社の協力のもとで「biokashi」を開発・製造しています。
■国内で1社、年1日しか製造しないオーガニック片栗粉を調達
2024年末ごろには「biokashi」の新商品として、オーガニックの卵ボーロが発売されます。
米国でもEUでも、オーガニック商品のシェアが高いのがベビーフードです。日本ではオーガニックのベビーフードがまだ少ない中で、赤ちゃんのお菓子でもある卵ボーロをオーガニックで開発しようと考えました。生産するのは私たちのお砂糖の長年のお客様でもある、愛知県の老舗企業です。
開発でもっとも苦労したのは、原料となる片栗粉の調達です。オーガニックの片栗粉を生産する工場は国内では1社のみ、それも年1日しか製造していません。その製造日までにオーガニックのじゃがいも農家を回って規格外品を集めることで、生産してもらえるようになりました。
現在、オーガニック片栗粉の価格は通常のものの約3倍です。ただ今回の卵ボーロを多くの方に支持していただければ、原料を製造する会社も増えて価格も落ち着くはず。誰かが最初の一歩を踏み出し、道を通すことが必要なのです。
「biokashi」は生産者や製造工場の顔が見え、オーガニックのことを理解できるブランドです。SNSや、生産者や加工事業者とのコラボイベントなどを通じて、生活者の方々に発信してきました。
2023年からは、兼業スタッフのサポートを得ながら、ファンのコミュニティをつくる取り組みも行っています。2023年にはクラウドファンディングを実施。2024年からはLINEグループの形で、生活者の方々とコミュニケーションが取れる場を設けました。
私たちが挑戦していることを紹介します
■新産地を開拓
今後は気候変動が進み、これまでその地で収穫していた作物が収穫できなくなることも考えられます。そうなれば作物が取り合いになるため、新産地の開拓は重要です。
2024年にはウズベキスタンを二度訪問。新たに育て始めたブドウからレーズンを作り、輸入することに挑戦しています。
■プロジェクトチームで社員の主体性を引き出す
私たちは2025年に創業100周年を迎えます。現在、100周年プロジェクトチームが記念企画を検討しているところです。
トップダウンが強くなると、メンバーが受け身になると感じていた2019年に、社内で会社の課題を募ると、145個があがりました。その解決に向けてプロジェクトチームをつくることに。課題を認識しているメンバーにプロジェクトを任せると、そこに心と力をかけ、主体性を発揮してくれました。例えば以前は年に2日、土曜日に1日かけて大掃除をしていましたが、社内美化のプロジェクトチームに任せると、スケジュールを組んで午後1時には終了できました。現在では掃除のための土曜出勤もなくなっています。
他にもコミュニケーション活性化や健康経営のプロジェクトチームをつくり、それぞれが新しい課題にも取り組みながら、活動を発展させています。
■主催セミナーで地域企業のスタッフがつながる
2020年からは、自分の強み発見と食品の商品開発をかけあわせたセミナー開催を始めました。これを自社社員だけではなく、地域にも開いています。好評で、現在では地域の老舗企業などからも参加があります。
セミナーを通じて地域の企業のスタッフ同士がつながり、視野が広がったり、他社のいいところを自社に反映しようとしたりする姿も見られます。
人口減少が進む中、右肩上がりの成長や競争の時代から、循環と共創の時代に変わってきていると感じています。お互いを生かしあい、使ったものを捨てるのではなく、生かしてまたつくる。それはオーガニックの取り組みとも一致する考え方です。
循環と共創によって持続可能なビジネスをつくることを通じて、スタッフがまず幸せになり、それが取り組み先様の幸せに連鎖していってほしいです。
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企業概要
- 代表者名
- 代表取締役社長 浅井 紀洋
- 従業員数
- 110名
- 資本金
- 1,500万円
- 事業内容
- 食品・菓子・醸造用の原材料の販売、食品・菓子類の企画開発および販売、食品・菓子の原材料の輸出入、家庭用食材の製造
- エリア別カテゴリ
- 愛知/名古屋
- 業種別カテゴリ
- 卸売業・小売業
- WEB
- https://www.alpha-food.co.jp/
- 住所
- 名古屋市西区名駅二丁目27番39号
- アクセス
- 名古屋駅から徒歩8分
オーガニックの「インフラ」整備からお菓子ブランドまで行う国内唯一の存在