山神温泉 湯乃元館 - 東海ヒトシゴト図鑑

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山神温泉
湯乃元館

山神温泉 湯乃元館

癒しを提供し、お客様も社員もご機嫌で人間らしく生きられる場を

地元の人とのコラボイベント、外国人客への発信……攻めの姿勢で新たな挑戦

私たちはこんな会社です

■静かな土地で、何もしない贅沢
私たちは岐阜県土岐市下石町(おろしちょう)にある温泉旅館です。

宿泊だけでなく宴会、お弁当などの仕出し、デイユースのイベントを行っています。
下石町は、窯元や陶器に関連する会社が集まる地域です。まちなかでは、実は陶器産業にルーツを持つ店も多く、陶器町の歴史や職人の意気が感じられます。
観光客がひしめく場所ではなく、旅館内には売店や娯楽施設もありませんが、景色を見ながら、本当にゆっくりと「何にもしない贅沢」を味わっていただけます。

また、小さな旅館ならではのきめ細かなおもてなしを心がけています。自然体でのお客様との距離の縮め方に、都会や有名旅館では出せない味があるというお言葉をいただくことも多いです。
清潔さにも細心の注意を払っており、「埃一つない」とお褒めいただくこともあります。そうした声にプレッシャーを感じつつ、大きなやりがいも感じています。

2018年には館内のリニューアルを行い、宿泊は5室だけのスモールラグジュアリーな旅館となりました。これからのニーズを見極め、古くて階段の多い建物だったのが、安全で、旅館内での移動もしやすい空間になりました。

■宿泊に目を向けてブランディング
現在、宴会と宿泊の売り上げ構成比がおおよそ半分ずつです。
もともとは宴会が7割以上でしたが、コロナ禍以降は宴会の需要が減ってきました。そうした中で目を向けたのが宿泊です。宿泊分野では、2023年から参画した統括支配人(冒頭写真に写る人物)の、台湾のホテルでの経験を生かすことができます。また、働き手が減る中、宴会に比べて宿泊は少人数でも対応できるのもメリットです。これまで力を入れていなかった分、伸び代も感じていました。

ブランディングにおいては、有名な観光スポットのある地域ではないことを逆手に取り、当館を旅の最終目的地にしていただけるよう、付加価値を高めて発信することが重要だと考えました。
現在では主にSNSを活用し、「癒されそう」「美味しそう」と感じていただけるようなシーンを切り取り発信しています。お客様に「この体験をしてみたい」と思っていただけるよう、日々コツコツと情報発信を続けています。

■地域への理解を深め、東美濃の魅力を伝えたい
SNSでは英語、中国語でも発信しています。最近では外国人観光客の間で、高級感があり、まだ知られていない日本のローカルエリアを訪れることが人気となっているようです。私たちも、この美しい景色やおいしい料理、癒される温泉を海外のお客様にももっと知っていただきたいと考えています。国籍や背景の異なるお客様が自分たちの魅力を理解し、一緒に楽しんでくださったときの喜びや感動は、私たちにとって大きな励みとなります。

そして、私たちが窓口となって、土岐市を含めた東美濃の素晴らしいところをもっと多くの人に知っていただきたいと考えています。
社員みんなで案を出し合う中で、東美濃には現代的なものから歴史的なもの、自然、文化、高級グルメもB級グルメも、様々な魅力があると実感しています。その中でも、特に土岐市では陶器が私たちのアイデンティティになっていると再認識しました。下石町の食事処も、実は熱い火の前で仕事をする職人さんが力をつけにくる場所というのがルーツにあります。お客様にお勧めの観光スポットを聞かれたら、まずは陶器に関連する場所をご案内するようにしています。

■地元で活動する方とコラボした昼間のイベント
最近では、デイユースのさまざまなイベントも行っています。
スペースの空いているお昼の時間に、地元ならではのイベントができないかと考え、「多治見るこみち」というイベントを主催するたじみDMOに相談。地元で活動するさまざまな方とつないでいただいたことが始まりです。
多治見市で開発されたセラリーナという縦型オカリナの絵付けや、ヨガ、アロマなどのイベントを実施しています。「ママの休憩所」というイベントは、託児サービス・整体・ランチ・プライベート温泉付き客室での休憩をセットにしたもので、産後ケアや育児者のケアのニーズに応えたものとしてメディアでも取り上げられました。

こうしたイベントの一番の狙いは、地元の方にふらっと来ていただくことです。宿泊や宴会以外のお客様にも、山神温泉に来たら癒しがあると感じていただきたいと考えています。また、イベントを楽しんでいただいた方に、家族の集まりや冠婚葬祭の食事場所としてもご利用いただけるよう、お部屋を見ていただく機会も設けています。
企画においては「地元で活躍している方とのコラボ」「何らかの形で癒しにつながる」という2点を軸に、コンセプトにぶれがないようにしています。

私たちが挑戦していることを紹介します

■存続に向け、攻めの姿勢で
「山神温泉をずっと存続させたい」という思いが、私たちの最大の挑戦です。そのために、守りに入るのではなく攻めの姿勢で、これまで述べたような新しいことにも取り組んでいます。

世代交代を見据え、人材も攻めの姿勢で探しています。特に課題となっているのが料理人の確保です。

私たちは、見て楽しく、食べておいしく、季節を感じられるお料理を一品ずつお部屋までお運びするスタイルを大切にしています。この丁寧なサービスは、お客様からもご好評をいただいており、今後も変わらず続けていきたいと考えています。そのため、確かな技術と感性を持った料理人の採用・育成にも力を入れていきたいと考えています。

■ご機嫌で人間らしく生きられる社会に
癒しを提供し、「元気になった」「ほっとした」と感じていただくことを目指しています。お客様に対してはもちろん、働くスタッフに対しても同様です。仕事で疲れていても、何か元気でいられる、「次はあのお客様が来るから、こうしてみよう」と考えるなど、毎日楽しみがあって、お互いに助け合いながら、今日も人間らしく過ごせたと思えるような職場にしたいと考えています。

今後、社会が変化しても、癒し」や「やりがい」は決してなくならないと思います。それを叶えられる会社でありたいと願っています。みんなが元気になって、癒されて、またご機嫌で人間らしく生きられる社会の実現に、貢献できればと思います。

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企業概要

代表者名
日比野洋示
エリア別カテゴリ
岐阜東濃
業種別カテゴリ
サービス・レジャー
WEB
https://yamagamionsen.jp/
住所
岐阜県土岐市下石町1953−1
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