株式会社
ディーグリーン


地域のニーズに応えながら自らの幅を広げる 新規事業が既存事業にも好影響
私たちはこんな会社です
私たちの事業の柱は現在、デザインやWEB制作、地元の魚を使った離乳食材の通販、缶詰工場の運営の3つです。
■業界の現状を把握、デザインだけでなく企画提案も
もともと私たちは、WEBや印刷物などのデザイン全般や、WEB制作を専門として創業しました。
お客様は地元、三重県紀北町周辺のほか、県外の企業、自治体などもあります。私たちはこれまで多岐にわたる業種の方とお付き合いをさせていただいてきたので、さまざまな業界の現状もある程度把握しています。そのため、コンサルティングに近い形で企画や提案もしながらサポートすることができるのが他社との違いです。
■地元の旬の魚の離乳食材「mogcook」 地元での漁獲量減少に直面
2014年からは「mogcook」(モグック)というブランドで、地元の旬の魚を利用した離乳食材の販売も行ってきました。
東京で子育てをしている紀北町出身の男性が、子どもに栄養豊富な魚を食べさせたいが、東京で手に入る魚が安心・安全なのか、不安があると話していたのが事業のきっかけになりました。
紀北町はもともと漁師町。日頃から漁師や加工業者など漁業関係者とのお付き合いが多く、「魚が売れない」「どうアプローチすればいいか、どう売れば面白いかわからない」という相談もよく受けていました。
また私たち自身、ECサイトにも力を入れていこうとしているタイミングでした。自分たちがこの事業に取り組むことで、ECのマーケティング調査にもなり、どうすれば売れるのかもわかってくるのではないかと考えたのです。
これまでの事業とは違う分野ですが、魚に関する課題感と、自分たちの将来のプランを重ねて考えた末、地元の加工事業者と協力してスタートさせました。
リピーターも増え、認知度は向上していますが、課題もあります。その一つは地域での魚の漁獲量が減っていることです。その大きな原因は自然環境の変化のようです。その分、水揚げされる魚の値段は上がっています。
もう一つは、ライフステージの変化などによるスタッフの退職が多かったことです。この地域には大学がなく、アルバイトスタッフを雇うのも難しいです。また、入社する人もECの経験のない人ばかりで、1から教えるのは負担も大きく、そのリスクを負うのは簡単なことではありません。
私たちが挑戦していることを紹介します
■缶詰には大きな可能性が 高級食材の「手作り缶詰」をお土産品に
2024年に新たに始めたのが缶詰工場です。実は紀北町周辺では魚の漁獲量が減るだけでなく、その加工工場も次々と閉鎖されています。私たちは自社の商品だけでなく、他の企業の商品開発を一緒に行うこともありますが、加工工場を探すのが非常に大変な状況でした。岐阜や愛知の工場に相談しても、小ロットでは受けてもらえないことも。私たちがそういったニーズに応えられる工場を開設することで、さらなるニーズも出てくるのではないかと考えたのです。
缶詰は食糧事情の変化に備えられるだけでなく、最新のものは食べ物に缶の匂いがつかず、食材の味をそのまま残すことができます。また、常温で保管できるので、どこでもディスプレイができます。缶詰の可能性を感じ、面白いと思ったことも始めた理由です。
現在は自社商品としてカツオの角煮や、ご当地の魚であるマンボウの缶詰をつくり、地元の商店や道の駅で販売しています。高級な食材を使った「手作り缶詰」として、例えばお土産品や贈答品として広げていければと考えています。
今後に向けて、魚に限らず地鶏やスイーツなど、さまざまな缶詰の企画を練っています。また、ジビエや野菜を缶詰にしたいという相談も受けているので、一緒に取り組んでいきたいと考えています。
■地域でこんな面白い事業もできると見せたい
事業も人と同じように、新しい血を循環させないと生き続けられないと思っています。だからこそ、日々新しいものを追求する必要があります。古いものも大事にしつつ、数年後を想像して、自分たちの事業の次の展開を考え、さまざまなことに挑戦しています。
新しい事業にとって、今のメインの事業がプラスになることもありますし、メインの事業に新しい事業の経験が還元できることもあると思います。私たちはデザインが強みなので、例えばオリジナルの缶詰商品をつくりたい人に向けて、パッケージのデザインや、WEB制作のサービスを提供することもできます。新しい事業が、メイン事業とまったく違う分野というわけではないのです。
今後、WEB制作の分野では、AIなど最新のさまざまなツールに対応できるようにし、時代に遅れないようにしていきたいと思っています。そして、特に缶詰工場の分野を伸ばしていきたいです。
私たちは、地域に対して直接的に活性化のための事業を行っているわけではありません。ただ、地域に元気な会社があれば、地域にも貢献できるのではないかと考えて、自分たちの事業を一生懸命やっています。
地域でもこういった事業ができるというところを見せていきたいです。地域に面白い事業が生まれてくれば、地域ももっと面白くなるのではないかと思います。
また、都会の人と話していると、地域の現実を知らない人が非常に多いと感じます。地域と都会とのつながりを持ちながら、一緒に課題解決ができるような取り組みができるといいと考えています。
TAKE ACTION
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企業概要
- 代表者名
- 代表取締役 東 城
- 資本金
- 600,000円
- 事業内容
- ホームページ制作・運用事業、印刷物デザイン事業、WEBシステム開発事業、商品企画マーケティング事業、翻訳サービス事業、mogcook運営、その他・各種デザイン業務
- エリア別カテゴリ
- 三重/紀勢・東紀州
- 業種別カテゴリ
- 情報通信業
- WEB
- https://www.dgreen.jp/
- 住所
- 三重県北牟婁郡紀北町東長島2399-1
デザインに始まり魚の離乳食材、缶詰工場も 地域でこんなに面白い事業ができる