有限会社
ウイング


PDCAを回し、常にベストを考える、介護の面白さを知ってほしい
私たちはこんな会社です
■ゆとりある人員配置で、認知症の進行を止める関わりを
私たちは愛知県豊田市で、2001年から高齢者介護業を行っています。市内に5拠点があり、グループホーム、デイサービス、定期巡回サービス、有料老人ホーム、ケアプランセンターといったサービスを展開しています。
定期巡回サービスとは、身体介護や服薬の見守りなど短時間の介護サービスを、1日に複数回受けることができるものです。訪問回数を臨機応変に変えたり、急な事態に対応できたりします。グループホームは、認知症の方が共同生活をする入所施設で、私たちの施設では要介護1〜3の方を対象としています。
私たちの施設に入居してから、ご利用者様の行動や気持ちが「落ち着いた」というお声をいただくことがあります。
私たちは2002年にデイサービスやグループホームを立ち上げてから、認知症の方への対応について、試行錯誤を続けてきました。認知症の方はご自宅で、なかなか自分のやりたいことをやらせてもらえないことが多いです。例えば料理をしたくても、火の始末が心配でさせてもらえない。そうした中で自分の居場所がなくなってしまうことが、帰宅願望や物盗られ妄想など困った症状につながっています。
そういった方が入居されたときには、居場所づくりをしようと考えています。
例えば、あえて施錠をしていません。新しく入ってきた方は帰宅願望があり、玄関から出ていこうとしたときに出られないと、ストレスで困った症状が悪化することもあるのです。
私たちは、その方のタイミングで出られるようにして、職員が一人付き、気の済むまで外を歩いていただきます。そうしたことを繰り返すうち、だんだん落ち着いて「ここは自分の居場所だ」と認識していただけるようになります。
またグループホームでは、可能な限り法定の人員プラス1人を配置しています。食事作りや洗濯物干しなどは、人員にゆとりがあれば、ご利用者様と一緒に行うことができます。そうした関わりがあることで、認知症の進行が緩やかになる効果があります。
職員にとっても、福祉が好きで、認知症の方への対応に魅力を感じて働き始めたはずなのに、業務に追われてご利用者様とちっとも接することができなければ、働いていてもつまらないはずです。プラス1人の配置で、働きがいややりがいを感じてほしいと考えています。
■PDCAを回して改善につなげる、介護の面白さ
ここで働く人には、介護の面白さを知ってほしいです。排泄介助一つとっても、ずっと排泄のなかった方が排泄できたことで、気分がうつうつとしていたのが爽快になることもあります。計画を立てて実践し、結果を確認して次の課題へと、PDCAを回していくのです。周りの関わり方によって、昨日までできなかったことができるようになったり、落ち着いてきたりと状況が改善されていくことが、この仕事の醍醐味であり楽しい部分だと思います。
そして、それが人のためになるのも魅力です。ご自宅で、大変すぎて泣く思いで介護をされていた方々が、介護事業所を頼ってサービスを使うことで、仕事や子育てに注力できるようになる。そこでいただく心からの「ありがとう」の重さを、しっかり受け止めてくださる方に働いてもらえればと思っています。
■助け合いの精神が根付く職場
職員は若者から70代まで在籍し、介護や子育てなど、さまざまなことと両立して働く人が多いです。
ライフステージや、プライベートの困りごとがあって思うように働けない時は、上長に相談できる風土があります。 それをさらに上につなげ、両立ができるよう臨機応変に雇用形態を変えるなどして、柔軟に対応しています。
■5拠点の管理者クラスのつながりをつくる
月1回、各施設の管理者クラスが集まって、求人について意見を出し合う場を設けています。
私たちの会社は5拠点が豊田市内に点在しています。その中で管理者クラスの意思疎通を潤滑にし、横のつながりをつくることで、その部下となる社員も含めて会社全体がまとまっていくことを期待して始めました。
回を重ねるにつれ、意見が活発に出るようになり、今まで関わりのなかった人同士の交流も生まれてきています。
これまでは社長が求人を担ってきました。2020年にグループホームの3施設目、2024年に有料老人ホームをオープンさせ、人材が足らない状況が続いています。採用しても、ミスマッチが起こることもありました。そうした状況や社長の苦労、求める人材のペルソナなどを共有し、求人について自分ごととして考えてほしいと、場のテーマを求人にしたのです。
例えば求人チラシを置く場所についても、それぞれの関わりのある場所など、さまざまなアイデアが出てきました。特に調剤薬局に置かせていただいたチラシからは何件も応募があるなど、効果を感じています。
私たちが挑戦していることを紹介します
■地域貢献活動は職員の経験にも
以前から地域貢献活動をしたいと考えていたところ、声をかけていただき、10年ほど前から小中学校の子どもたちとの交流を行っています。
子どものころから福祉について考えてもらえると、先々まで暮らしやすいまちづくりにつながるはずです。一方で職員にとっても、ずっと施設の中にいると、ルーティーンの業務が中心になったり、世間と考え方が離れたりしがちです。こうした活動を通して幅広い経験を積んでもらえるよう、さまざまな職員に参加してもらっています。
■高齢の方を敬う気持ちが不可欠
2025年からは豊田市版「地域の人事部」である「とよた市みんなの人事部」に参画しています。「地域の人事部」とは、地域の企業群が一体となって、関係機関の伴走支援を得ながら、人材の確保や育成、地域でのキャリアステップの構築などを行う取り組みです。
私たちにとっては、異業種のさまざまな会社の方から話をうかがえる機会になっています。また、私たちの会社が外からどう見えるのか気付き、それを職員にも伝えることで、みんなの視野が広がったと思います。
採用に関しては、経験や資格がなくても、高齢の方に対する尊厳の保持ができる、つまり敬う気持ちがあれば、まずはこの仕事ができると思います。
私たちには、経験や資格のない人に向けた17項目の独自のカリキュラムがあり、入社後に現場の経験を積みながら受講することで業務知識が身に付きます。
また、資格取得の支援も行っています。社内にはパート社員も含め、介護福祉士が約45人いて、これから受験する人をサポートしています。また介護福祉士受験のために必要な実務者研修や、ケアマネージャー試験の勉強会などは会社が費用負担しています。
■関わる人すべての幸せを目指し、働きづらさを解消したい
ご利用者様や職員も含め、私たちに関わってくれているすべての人が幸せだと思えるような存在でありたいです。
そのために、今特に気になっているのは子育て中の母親にとっての働きやすさです。子どもが病気になったときや病み上がりのときに預け先がないことが、働きづらさになっていると感じています。
ハードルは高いですが、そういった働きづらさを解消していくことが、介護の仕事を選んでもらうことにつながると思っています。
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企業概要
- 代表者名
- 代表取締役社長 青山嘉子
- 従業員数
- 約100名
- 事業内容
- 高齢者介護業(グループホーム、デイサービス、定期巡回サービス、有料老人ホーム、ケアプランセンターの運営)
- 業種
- 福祉・介護事業
- エリア別カテゴリ
- 愛知/西三河
- 業種別カテゴリ
- 医療、福祉
- WEB
- http://www.tsubasa13613.co.jp/
- 住所
- 愛知県豊田市下林町3-29-11
関わり方の工夫で認知症の方の居場所をつくり、働きがいを高める