サンホーム
豊田


職員は人と関わるのが好きな人たち。手厚い教育体制やICT化で働きやすく
私たちはこんな会社です
■障がい特性に合わせた活動を計画
私たちは、愛知県豊田市にある障害者支援施設です。利用されているのは18歳以上の知的障がいを持つ方々で、その多くは重度や最重度の方々です。1999年に開設し、30~80代の幅広い年齢の方々が生活されています。
私たちは施設入所支援、生活介助支援、短期入所の3つのサービスを提供しています。施設入所支援は、入所されている方に対して、朝や夜間に食事や排せつ等の介助支援や、日常生活上の介助支援などを行うものです。短期入所は、一時的にご自宅での介助支援が困難なときに、短期間入所していただくものです。
生活介助は、主に日中において、食事や入浴、排せつ等の介助支援を行うほか、さまざまな活動を行うものです。利用者さんの障がい特性に応じたグループに分かれて、日中の時間を有効に使えるよう、職員がさまざまな計画を立てて活動しています。
例えば比較的軽度の方には、洗濯や掃除などを練習する「ホームワーク」、交通ルールや感情コントロールなどを学ぶ「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」などの活動があります。
比較的重度の方には、日常生活につなげることを目指して職員が手作りした教材を用いた、自立課題に取り組む時間があります。例えば、洗濯バサミに物を挟む課題は、日常生活でも洗濯物を干せるようになることを目指したものです。
また、季節ごとの行事や、グループでの外出なども計画を立てて行っています。
■社会や人のためになる時間がやりがいに
生活介助支援の活動の中でも力を入れているのが生産活動です。これは工賃が発生する活動のことで、すべてのグループで実施しています。
社会や人のためになる時間は、やりがいや生きがいにつながります。最重度の方でもこうした活動できる環境を整えたいと考えています。
比較的軽度の方は、自動車メーカーから細分化して請け負った作業を行っています。例えば結束バンドを8本ずつゴムで束ねる作業があります。8本を数えられない方もいるため、入れるだけで8本を分けて取れるような治具を職員が作り、より多くの利用者さんが作業できるようにしています。
そうした作業がないときは、服を再利用した「Tシャツヤーン」を編むなどして、SDGsにつながる作品を制作しています。
中程度の方は、豊田市の伝統工芸である小原和紙の組合から指導を受けながら、牛乳パックを再利用して紙漉きを行っています。そして、小原和紙の作品として祝儀袋やメッセージカード、うちわなどを制作しています。
比較的重度の方は、廃棄する空き缶を機械でつぶす作業を行っています。
制作した作品は、職員と利用者さんがイベント会場などで一緒に販売することで、障がい者の皆さんの活動を知っていただき、福祉について理解していただく機会にもしています。
■目標達成を目指すことが生きがい、働きがいに
利用者さん一人ひとりに「個別支援計画」があります。これはご本人の意向や、保護者、看護師、医師、栄養士、相談員などさまざまな職種の人の意見を元に作成されるもので、半年ごとに見直しています。
この中で支援目標を立て、ご本人にもわかりやすい形で共有しています。例えば「散歩で最後まで歩く」という目標達成に向け、実行できたときのプレゼントの計画も立てます。目標達成は利用者さんの生きがいになると同時に、職員の働きがいにもなります。
■過去を知り、日常を観察して理解を深め、信頼関係を築く
個別支援計画の策定や達成、そして日頃の業務においても、その方を理解することが大切です。何ができて、何がわかるのか、何が好きなのかをわかっていなければ、計画を立てたり、自立課題の教材を作成したりすることは難しいです。
理解のためには、現在の様子を知るだけでは足りません。これまでの記録に目を通し、生い立ちについても知るようにしています。ご本人が過ごしやすいように、保護者さんとも連携しながら、施設でも家に近い環境をご提供したいと考えています。
一方で、日常生活の観察も大切です。例えばお金の支払いでも、細かい小銭で支払えるのか、大きい額を出して済ませているのかといったことは、一緒に外出する中で見ていないとわかりません。
さらに、利用者さんとの信頼関係を築くことも大切です。信頼関係を築くうちに、利用者さんが洋服を着られるようになったり、活動に参加できるようになったりしたこともあります。
私たちが挑戦していることを紹介します
■育てやすい野菜を選んで農業に挑戦
生産活動で新たに挑戦しているのが農業です。施設の近くの休耕田を借りることができました。自然栽培で、なるべく育てるのに手がかからない野菜を選んで育てたいと考えています。
■面談の機会が充実、困ったときも相談しやすく
職員には、人と関わることが好きな人、人のサポートをしたいという優しさを持つ人が集まっています。職員同士のコミュニケーションも深く、お互いのサポートをし合っています。
ただ、新人の方が、忙しい中で、困ったことをなかなか相談できないこともあると思います。
そこで、毎週の会議では、少人数のグループごとに話ができる場を設けています。また、新人の方は教育担当者と月1回面談を実施。加えて新卒者には、2〜3年目の職員がチューターとしてつき、チューターとの面談も月1回行っています。さらに、グループの主任者や課長との面談も2〜3ヶ月に1回行います。
業務のことだけでなく、社会人1年目としての悩みも聞くことができ、情報共有もしやすい体制を整えています。
実際の業務においても、時間をかけて覚えてもらうようにしています。入職後1ヶ月は、勤務時間帯を日中に固定し、先輩の後ろについて回りながら業務を覚えます。その後、他の時間帯の勤務を覚えるときにも、最低3回は先輩の後ろについてから一人で仕事をするようにしています。
また、業務のICT化も積極的に進めています。
出勤したときに必ず見るシステム画面には、引き継ぎで確認すべき情報をわかりやすく掲載。ケアの記録はiPhoneから必要な項目を選択するだけでも可能です。他にも睡眠状況を把握する見守り支援システムや、プライバシーに配慮した見守りカメラ、トランシーバーなども導入しています。
こうしたことが職員の負担を減らし、働きやすさにつながると考えています。
■資格取得をサポート、その先のキャリアコースを選択可能
資格取得についても手厚い支援を行っています。法人内で講座を開講し、勤務時間内で受講可能。受験費用にも補助があり、ほとんど自己負担なく資格を取得できます。新入職員には資格のない人も少なくありませんが、入職後、受験資格を満たした職員はほとんどが介護福祉士の資格を取得しています。
これ以外にも、毎月の全体会議の中でさまざまな研修を行うほか、毎年9割以上の職員が法人外での研修に参加しています。
資格を取得し、経験を積んだ先には、いくつかのキャリアパスを用意しています。管理職を目指す、実務のプロを目指すなど、自身の状況や希望などをもとに選択することができます。
■私たちの存在が地域づくりにつながるように
利用者さんと、地域のコンビニやスーパー、美容院などに出かけることもあります。その際はヘルプマークを身につけるとともに、事前にお店にごあいさつをし、ご理解とご協力ををお願いすることもあります。こうした日々の積み重ねが、地域に福祉への理解を広げ、法人が目指す「地域の期待に応え、信頼される福祉の道を歩む」に繋がっていくと考えています。それが、地域に私たちの法人がある理由でもあると思います。
民生委員や、施設内での講座の講師、傾聴ボランティアなど、私たちの施設はさまざまな方に支えられています。私たちも地域に貢献できるようになりたいですし、私たちの取り組みが地域づくりにもつながるようになってほしいです。
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企業概要
- 従業員数
- 37名
- 事業内容
- 障がい者福祉事業(施設入所支援・生活介護/短期入所)
- 業種
- 福祉事業
- エリア別カテゴリ
- 愛知/西三河
- 業種別カテゴリ
- 医療、福祉
- WEB
- https://douen.or.jp/handicapped/sunhometoyota/
- 住所
- 愛知県豊田市野見山町5丁目80番地1
- アクセス
- 愛知環状鉄道 三河豊田駅 バス及び徒歩で22分
個別の目標達成が利用者さんの生きがいに、職員のやりがいに