弊社は名古屋に本社を構える創業71年の老舗テント屋です。
テントというとキャンプで使うアウトドア用のテントや、運動会やイベントなどで使われる組み立て式のテントをイメージされることが多いと思いますが、 当社では「オンリーワンかつオーダーメイド」をモットーに、産業用テント倉庫やパラソル、オーニング（日よけや雨よけ）など幅広い商品を取り扱っております。 用途やイメージに合わせてデザインから設計、企画、施工まで一貫して行っているのが特徴です。

■技術力の高いものづくり、ひとづくり
「一本の糸から布へ、 布から膜構造へ」をスローガンに、デザイン性の高いテントの製作に積極的に挑戦していくところが弊社の強みで、現在では日本国内だけでなく、世界を相手にも販路拡大をしております。
2016年にはインドへの進出をスタートし、インドに現地チームを作ることで安定した基盤ができてきました。 テントの需要があれば世界中どこへでもと、現在は中国やアフリカとの取引も増えております。
今後もより多くの地域で当社のテントを使ってもらえるよう、情報発信と市場へのアプローチを進めていきます。

また、「ものづくり」だけではなく「ひとづくり」にも力を入れております。 特に、学業以外でも成長したい大学生のインターンシップ受け入れも積極的に行っており、これまで97名の大学生を受け入れてきました。
企業が抱える「新規事業を行いたくても、一緒に実行する人材や時間が足りない」という課題を、当社ではインターン生が担ってくれています。
学生の新しいアイデアや専門性を活かして新規事業が進められ、一方でインターン生は社長の右腕として経営者目線のビジネスを学ぶことができ、企業と学生でWIN-WINな関係を築いております。
現在では、社長の右腕として育った人材が大学卒業後に入社するケースや、OB・OGとしてインターン現役生のサポートをしてくれることが多く、これまでひとづくりに注力してきたことが結果に繋がっているように思います。

■ローカル企業がグローバルに挑戦
現在私たちが挑戦していることは「ローカル企業がグローバルに挑戦」することです。
新しいことにも臆せず挑戦していく人材が、どんなオーダーもカタチにしていく技術力を強みに、今後もメイドインジャパンのテントを世界へ展開していきます。
そのために、海外ネットワークの構築に注力しており、 2016年からはJICA(国際協力機構）様から、経済や資源、建築など様々な専門分野に精通するアフリカの留学生を毎年受け入れております。
最短2週間、最長6ヶ月間、本業のテント製造や海外事業、商品開発、イベント参加などを一緒に行って頂きながら、新しい事業展開の可能性や、海外進出のノウハウを蓄積しております。
現在では16名ものアフリカ人材とネットワークを構築しており、将来的にはB to Gの領域までアプローチできるような体制づくりを目指しております。

■今後の展望
海外に向けて挑戦するためにも、今後一緒に丸八テント商会で挑戦してくれる仲間を増やすことと、幹部として事業の根幹を担ってもらう人材を育てることも必要だと感じています。
引き続き「ものづくり、ひとづくり」の双方に注力して丸八テント商会の商品をグローバルに展開していきます。