富田晴久 - 東海ヒトシゴト図鑑

主任

富田晴久 Haruhisa Tomida

大きな特徴を持たない”無味無臭”な自分でも、
必要な存在に

八州製作株式会社

職種: 技術

業種: 製造業

岐阜西濃

あなたの特徴・価値観をハッシュタグでご紹介ください

#温故知新: 金型は奥が深くいまだに多くの悩みを抱えます。問題にぶつかった時は過去の似た問題をさがしたり、周りに状況を聞いたりします。最近では、自分たちの中に存在する製作時の基準を数値化し、明確化させたうえで、それを軸に問題解決に努めています。新しいことの答えは意外と身近にあったりします。
#準備が大事: 例えば、趣味の旅行には行先の情報や格安チケット、宿泊先の空室確認など準備が欠かせません。来年の旅行計画もすでに進行中です。仕事も同様に、充実させるにはしっかりとした準備が必要です。以前、難しい仕事を受けた時に、過去の自社製品を準備して紹介し、納得してもらった経験もあります。

改めて富田晴久さんのことを教えてください

八州製作株式会社に入社して26年目です。
一万型を超える実績を誇る八州製作の経験をもとに、多種多様なニーズに応える金型を設計しています。顧客の要望には、できないと答えるのではなくて、何を変えればできるのかということを提案するよう心掛けています。
また、自社の成長に繋がる知見を得るために他社に出向したり、社内プロジェクトに積極的に参加し、技術領域の社員として挑戦を繰り返したりなど、チャレンジ精神旺盛に毎日を過ごしています。
普段の私は、旅行が大好きで、結婚する前まではよく海外へ行くこともありました。
20代の頃は、マップ片手に1人でイングランド一周弾丸ツアーを行ったり、ヨーロッパの都市を電車で行き来したりなど、今では考えられない行動力で人生を謳歌していました！

これまでの人生において、大きな選択だったと感じること３つについて、理由と共にご紹介ください

初めての海外旅行

社会人になってから、イギリスに留学中の友人を頼って旅行に行きました。コンコルドの轟音、緯度の高い夏の日の長さ、サイレンの鳴りやまない霧の町、世界観が一変しました。

大手部品メーカーへの出向

使う側の意図や要望、使用環境等に合わせて金型を作り上げる。そういった視点を持つことの重要性や、そういった価値観で製品を生産していくことの大切さを学び、それまでの金型製造に対する考えが覆りました。

八州製作に入社

製造業、特に自動車産業は日本の国力になっていくだろうと考え、入社を決意しました。また、高精度の部品をコストを抑えて量産できるダイカストに明るい未来を感じました。

あなたが思う自社はどんな会社か教えてください

真面目で誠実な社員がそろっています。少しわかりにくい例えですが、自社の組織体制は少年野球に似ていると思います。所々凹んだグラウンドで、野球好きのコーチが、モチベーションや個性が違う選手をそれぞれ注意深く観察しながら磨き上げ、共に戦い成長しています。私を含め、多くの社員が選手兼コーチを務め、互いの苦労を分かち合いながら教育を進めることで、組織としての成長を日々遂げています。

今の仕事を続けるモチベーションの源は何ですか？

お客様から感謝の意を頂くこと
3D設計を立ち上げて上手くいったときの経験
違う意見とぶつかった時、諦めずに最適解を見つけられる事
悩んだり落ち込んだ時の上司を含む周りの支え

あなたが思う「働くこと」の意味をどう捉えていますか？
今後考えているキャリアパスや挑戦したいことは何ですか？

私にとって働くこととは、継承と創造です。なぜなら、今自社で進めているDXは、技術を継承する手段として活用することで、将来的に、八州の先人たちが蓄積してきた知恵や知識を保護することに繋がり、保護された知恵や知識、技術の活用は、将来的に、金型に対する高度な付加価値の創造につながるからです。私はその継承と創造を支えるために今後も挑戦を続けます。