岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-【認定NPO法人アスクネット】 - 東海ヒトシゴト図鑑

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岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-【認定NPO法人アスクネット】

岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-【認定NPO法人アスクネット】

岐阜大学社会システム経営学環の2023年度1年生32人による「東海ヒトシゴト図鑑学生編集部」から4人が共に挑戦したくなる中小企業を取材!見つけた魅力をご紹介します。

-企業概要-
代表者名:山本 和男
事業内容:キャリアコーディネート事業、学習支援事業等
業種:教育・学習支援業
住所:愛知県名古屋市熱田区沢下町8番5号 愛知私学会館東館3階
WEB:https://asknet.org/
訪問企業をより詳しく知りたい方は写真をクリック!

 

学生)
アスクネットさんの団体の強みは何ですか。
アスクネット:山本さん

団体の強みは学校・地域と強い関わりがあることですね。私たちの取り組みの一つにはキャリア教育コーディネーターが学校の要望に応じたプログラムを提供するというものがあります。学校と長年信頼関係を築いてきたことで現在この活動ができていると感じています。また最近では地域とのつながりの強さが地域社会にも認められ、子ども会の活動支援事業も依頼されるようになりました。

 

 

学生)
力を入れているキャリア教育について教えてください。
アスクネット:山本さん

キャリア教育を通じて自分から主体的な進路選択ができ、自分が生きやすく、やりたいことができる状況をつくっていくことを目指しています。また、効果的なキャリア教育プログラムを学校に提供できるように座学と実践の両面から学ぶことのできる、キャリア教育コーディネーター育成事業や、実際にモデル校にコーディネーターを派遣するキャリア教育コーディネーター活用事業なども行っています。

 


学生) 

全体的な職員さんのイメージや特徴はありますか。
アスクネット:山本さん
みんなバラバラですね(苦笑)。多くの職員に当てはまる共通点としては「自分もしくは友人などの身近な人のキャリアで失敗した経験がある人」や「意欲がある人」でしょうか。「自分のようになってほしくない」といった思いから次世代を担う若い世代にキャリア教育のサポートをしたいと考えている人が多い印象ですね。そして、私たちの仕事は基本的に仕事を社員が自分で選んでいくドラフト制をとっているので意欲がないとできません。社員の平均年齢は35歳ぐらいですね。

 

学生)
今後の展望を教えてください。
アスクネット:山本さん
2030ビジョンでは、「若者がリードし、誰もが参画できる共創社会を目指して」を掲げて活動しています。また、アスクネットがいなくても学習の支援が回るような仕組みを作り、常に学びを子どもたちと、子どもたち以外にも与えられ続けることを目標にしています。個人的な野望としては、キャリア教育のモデルを全国に伝え、ネットにもその教育の基準と評価を作ることです。

 
 
 
 
 
 
 
アスクネットさんの魅力の一つはキャリア教育の支援活動の幅広さとその活動に対しての信頼の厚さです。アスクネットさんではキャリア教育を支援する活動をしています。一つ目は学校教員が集まるもので、このイベントは参加費無料で行ったそうです。そこには、「教育は思いでやっているから参加費を無料にした」という考えがあります。

二つ目に、依頼された学校の「キャリア教育としてしたいこと」を実現することです。この依頼の例として、ものづくりを小学生に体験させるなどがあります。アスクネットさんへの信頼のは厚さには非常に驚かされました。

 
 

 

 

 

 

私がアスクネットさんを訪問して最も印象に残ったことは、社員の仕事に対する熱い思いと社内のアットホームな雰囲気です。社会人になってからも学び続けるというイメージが私の中ではあまり強くありませんでしたが、アスクネットの職員さんには学習意欲が高く、多分野の知識を身につけそれを仕事に生かそうとする姿勢がありました。その姿勢が生きるために必要なスキルを身につけるためのキャリア教育の広がり、主体的な若者の育成につながっているのだと感じました。

また、職員同士が自分の言いたいことは何でも言い合え、お互いが常に切磋琢磨し合える関係性が作られているからこそ、アスクネットは成長し続けていると思いました。そして、このような職員一人一人の努力が結果として学校や地域の方々からの信頼を生み、今日、地域にとってなくてはならない存在になっているのだと感じました。

 


 

 

 


アスクネットさんの魅力の1つは教育に努力を惜しまないことです。NPO法人の中でも規模が大きいため、他のNPO法人よりもできることが多く、沢山の依頼を受けることがあります。その中で、アスクネットさんはたとえ業務の範囲外の依頼でも、基本的に全ての依頼を受けて活動しています。また、学習会でも定員を設けてはいますが、超えた場合でも申し込み者分の定員に再設定し、申し込みした人を全員参加できるようにしています。さらに、参加費は全てアスクネットが負担しているため、学習会に興味のある人は誰でも参加できるようにしています。

このように、依頼されたものは拒まないために、参加費を賄うために、そして、みんなに学習機会を与えるために、努力を惜しまないことがアスクネットさんの魅力です。

 


 

 

 

 

私は、山本和男代表の自身でキャリアを切り開いて、現在の代表の職につき、そのキャリアを現在の教育支援という職種に活かしているということが一番印象に残りました。山本代表は、キャリア教育という日本ではあまり発展していない分野を自らの手で切り開き、教育のかたちを変えていこうとしており、熱意と姿勢にとても感銘を受けました。

「教育は世の中を変えるツール」という考えの下で様々な事業を行う山本代表のやる気は、アスクネットの団体カラーにも出ています。そのため、様々なキャリアを持った職員が、自分の興味があり、やりたいと思った事業を行っていき、自己成長をしていく仕組みが出来上がっています。私も、山本代表の姿勢を見習い、世の中に足りていないもの、自分が変えたいと思うことを見つけて、事業を行い、自己成長に繋げていきたいと思います。

 

 

 


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■「東海ヒトシゴト図鑑×岐阜大学 岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-」プロジェクト概要
・実施主体 岐阜大学、NPO法人G-net
※岐阜大学社会システム経営学環2023年度前期1年生向け「初年次セミナー」(指導:髙木朗義教授)にて実施
・実施期間 2023年度前期

■本取り組みへのお問い合わせ
NPO法人G-net(担当:掛川、志知)まで