一般社団法人
つちからみのれ
関わるメンバーのやりたいことが、事業内容となっていく会社
私たちはこんな会社です
■ 変革を迫られている尾鷲で、未来を作る世代である子どもたちそして地域の方を巻き込み、ここから未来を作っています。
三重県尾鷲市は県の南部に位置していて、人口は40年前の約半分である15,000人、高齢化率は約46%になっています。山と海に近いことから林業・漁業・農業の一次産業が盛んでしたが、現在は後継者不足で衰退の一途をたどっています。
市内には火力発電所があり、街にたくさんの雇用を生み出し経済を潤わせましたが、60年間の稼働ののち、2018年に廃止が決まりました。その後煙突などの撤去が進み、今は街を見下ろすとその跡地が大変広い更地となっています。
発電所が廃止されたことにより、その関連で働いていた多くの企業が尾鷲では仕事がなくなってしまい尾鷲外へ出て行きました。また、市民の心の中でもシンボルともなっていた煙突がなくなってしまったことは一時まちに悲壮感を漂わせました。
街の主産業であった一次産業が衰退し、火力発電所もなくなった今、尾鷲は今後どうあるべきか?
街としての変革を求められています。
ですが、尾鷲のように発電所の廃止、そして解体がされ更地となった事例は全国的に見てもほとんど前例がなく、今後このような街がどうなっていくといいのか誰も正解を知りません。今尾鷲では様々な人が今後の街のあり方について模索しています。
私たちつちからみのれ(つちみの)はこのタイミングをチャンスであると捉えました。前例がないことだからこそ、先進事例になることができる、そう考えたのです。
今後の街のあり方について皆が様々なことを思案する中私たちは、正解がないことだからこそこれからの未来を作る世代=子どもたちと共に、作りたい未来を選んでいける場所を作ろう!そう思いました。
そうして作ったのが、多世代の居場所「むむむ。」です。
■ 多世代の居場所「むむむ。」:とにかくやりたいことをやれる。そして遊びの中で多様な選択肢に触れ、未来を選んでいける場所。
山と海に歩いて行くことができ、自然と結びついた暮らし・文化が残る里山エリア、尾鷲市向井地区に、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで誰もが来られるみんなの居場所として「むむむ。」を作りました。日本財団「子ども第三の居場所」事業の助成を受けて運営しています。週4日の開所と、毎月自然や文化など多様なテーマでイベントをしています。
ここにはルールはありません。好きなように自由にやりたいことをできます。
そして遊びの中で知らず知らずのうちに未来が広がる多様な選択肢に触れられるように仕掛けをしています。
例えば「むむむ。」には小学生でも簡単に持てるソーラーパネルがあります。iPadで遊んでいて充電がなくなってくるとパネルを出して蓄電池に繋いで、ということを遊びの中でやっています。
居場所のすぐ後ろは段々畑になっていてそこには「むむむ。農園」があります。
種をとるところから野菜を育てていて、収穫がたくさんあった日には料理してみんなで食べたい!ということでレシピも自分たちで考えて「むむむ。レストラン」をやったりもします。
そしてここには子どもたちから地域のおじいちゃんおばあちゃん、そして尾鷲外からもプロのデザイナーさんや染め職人の方、レゴ部の大学生など多様な人が集います。地域の方と一緒に尾鷲の伝統文化である太鼓を叩いたり、デザイナーさんと共に本格的なデッサンイベントをしたり、それらも全て遊びの中でいろんな生き方に出会うようにしているのです。
使う電気は火力発電や太陽光発電そのほかにもいろんな発電方法があること、スーパーでもお菓子を買えるけど土と種があれば自分たちで美味しいものを作れることなど、これからを生きていく上でいろんな選択肢を知っていれば選ぶことができます。
そして将来の夢も、親や先生以外の大人に出会うことでいろんな生き方があることを知ります。
多様な選択肢と多様な生き方に出会い、自分のやりたいことからさらに未来を広げていける、そんな場所です。
私たちが挑戦していることを紹介します
■ 世界から注目されるジャストトランジションを作る。
「ジャストトランジション」という言葉は聞いたことがないと思います。今世界が環境に配慮する方向にシフトする中で、尾鷲の火力発電所のように失われていく産業もあります。あらゆる仕事をしている人が、利益や不利益の差をできるだけ無くして平等に次の時代へ移行できるようにしましょうという考え方が「ジャストトランジション」という言葉で、世界では言われ始めています。
尾鷲はまさに今トランジション=変革の真っ最中。私たちが活動の拠点を向井地区にしようと考えたのは、もともと火力発電所の中で仕事をしていたが、撤退を機に地元を盛り上げたいと、耕作放棄地を開拓しオフグリッドキャンプ場を立ち上げて挑戦している尾鷲ヤードサービス(株)さんの存在があったからです。
先日全国各地で活動する人が尾鷲のジャストトランジションの取り組みを視察に来ました。尾鷲のように発電所が解体され更地となった事例は前例がほぼないことから、その後どうするのかを世界から注目されうるタイミングにあります。
鉄の仕事から土の仕事へ、業態転換に挑戦している尾鷲ヤードサービス(株)と共に、世界から視察がくるジャストトランジションの事例を作りたいと思っています。
■ 関わるメンバーのやりたいことが事業内容になる会社
つちからみのれは全員がなんと全員が兼業。本業の傍ら、自分のやりたいことの表現としてつちみのに関わっています。やりたい事とつちみののビジョンが合えば、ぜひそのやりたい事をここをフィールドにして表現して欲しいと思っています。
例えば前述した「むむむ。農園」は畑をやってみたかったモリゾーさんが農園長となり始まった事です。
代表理事のヒゲ先生も「やりたいことできる。楽しいから関わる」と「むむむ。」の空間デザインをしてくださっています。
■ 自分は何をやりたいんだろう?迷った時に立ち止まれる場所
つちみのでは、関わる人がやりたい事をやれて、目が輝き心に火が灯る場所にしたいと思っています。だから、もし今「自分のやりたいことはなんだろう?これからどう進んでいこう?」と迷っていたら、一回つちみのに来て欲しいです。
就活ややらなきゃいけないことは一旦おいておいて、じっくり自分の好きなことや嫌いなことを考えてみる、やりたいことがわかってくるそんな2泊3日のプログラムをこの夏やる予定です。
プログラムに関する問い合わせはこちらのフォームより
やりたい!と思うことへの熱量はその人にしか持てないもので、その熱量は世界を変えられるくらい尖ったパワーがあると思っています。つちからみのれをフィールドに、子どもたちも地域の方もここに関わるメンバーも、多様な未来がここから生まれていって欲しいです。
TAKE ACTION
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企業概要
- 代表者名
- 代表理事 廣本亮一
- 従業員数
- 理事4名、監事1名
- 事業内容
- ・多世代の居場所「むむむ。」の運営
・企業研修の受け入れ
・インターンシップの受け入れ
・兼業、プロボノ人材と地域企業のマッチング - エリア別カテゴリ
- 三重/紀勢・東紀州
- 業種別カテゴリ
- 教育、学習支援業
- WEB
- https://www.tsuchimino.com
- 住所
- 三重県尾鷲市大字南浦字向井空谷4488-1
- アクセス
- 【電車でのアクセス】
名古屋駅よりJR特急南紀1号に乗り、「尾鷲駅」にて下車(約2時間40分)
尾鷲駅から市営バス(ふれあいバス)に乗り 「夢古道おわせ前駅」下車(約20分)
夢古道おわせ前駅から徒歩約1分
【車でのアクセス】
紀勢自動車道「尾鷲北IC」より4.3km(約26分)
「尾鷲南IC」より4.4km(約23分)
施設前に駐車場あり
未来を作る世代である子どもたちと共に、作りたい未来を作る