たじみDMO - 東海ヒトシゴト図鑑

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たじみ
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たじみDMO

地域に魅力をつくり、楽しむ人を増やしたい。それには関わる人の視点が重要

ローカルに生きながら、他の地域の人とつながれる。地域づくりは幸せな仕事

私たちはこんな会社です

■3つの組織が統合、幅広い事業
私たちは、一般社団法人多治見市観光協会、株式会社華柳、多治見まちづくり株式会社の3社が、2022年4月に統合して新たにスタートした組織です。観光振興、「本町オリベストリート」での取り組み、中心市街地活性化の取り組みという、それぞれの会社の事業を続けながら一つの組織になりました。
正式名称は一般社団法人多治見市観光協会ですが、愛称を「たじみDMO」としています。DMO(DestinationManagement/Marketing Organization)とは「観光地域づくり法人」のこと。観光にも、それにもつながるまちづくりにも取り組むことを示しています。

私たちが目指すのは、地域に魅力をつくって、そこに来てもらうこと、そこで楽しむ人が増えることです。観光客にも地元の人にも、多治見を行き先として目指してもらえるようになることで、結果として観光振興につながり、多治見が面白いまちだと言われるようになってほしいのです。

そのために、二つの方向から事業を行っています。
一つは中心市街地の活性化で、空き不動産を魅力的に変えていこうとしています。もう一つは産業、観光の振興で、特にまちなかの観光の核を強化しようとしています。
これに加え、情報発信によって、魅力的なものを消費者までお届けできるようにしています。

具体的には多岐にわたる事業を行っており、以下はその一例です。

(1)中心市街地の活性化
・まちなかへの出店サポート
「ヒラクビル」の運営 多治見駅近くのながせ商店街にあるビルをリノベーションした複合施設
・ヒラクビル1階「喫茶わに」の運営
「かまや多治見」の共同経営 本町オリベストリートの三軒長屋をリノベーションした複合施設
「さかさま不動産 多治見支局」の運営 不動産を借りて挑戦したい人の思いや目標を可視化して貸主を募集、マッチングにつなげる
「たじみビジネスプランコンテスト」の共催・プラン実現へのサポート
多治見市駅北立体駐車場の運営 など

(2)観光・産業振興
・体験型プログラム「多治見るこみち」の開催
・「パンと器」「四季と器」の開催 食と器を楽しめるイベント
・市PRセンター・観光案内所の運営
・多治見が舞台のアニメ「やくならマグカップも」の活用推進
・多治見市公式マスコットキャラクター「うながっぱ」を活用したPR など

(3)情報発信
・WEBサイト「A2(あっつう)web」の運営 など

■魅力的な場をつくり、滞在してもらえるように
私たちが運営する「ヒラクビル」は、もとは2013年に閉店した時計・貴金属店でした。地域の人にとって思い出深い場所を、その造りを残しながらリノベーション。ゆっくり過ごせる場所になるよう、地元の書店に入ってもらって地域密着型の「ひらく書店」をオープンさせたり、「喫茶わに」を直営したりしています。

2019年のオープンと前後して、商店街に空きビルを改装したセレクトショップもできました。既存店の皆さんも、訪れるお客様を迎え入れられるよう取り組んでいます。商店街の通行量は、7年ほど前に比べて倍増しました。

今後は、宿泊施設を増やすことに力を入れていきたいです。
多治見は宿の数が少なく、観光客は日帰りの方が多いのが現状。泊まって多治見の夜も楽しんでいただけるような風景をつくりたいです。自分たちでつくるのか、つくる人をサポートするのかはまだ決まっていませんが、まちなかの空き不動産を使って、多治見らしい、オリジナリティのある宿泊施設ができたらいいなと思っています。

■仕事とお金と人のバランス
私たちの仕事には、さまざまな要素から、人というフィルターを通して魅力を引き出し、世に出す側面があります。そのため、どうしても一定数の人を雇わなければなりません。

例えば情報発信については、頻度と質が大切だと考えています。情報提供していただいた内容を、私たちのフィルターを通して書くことで、すすめたいものをすすめられますし、顔が見える記事になります。そしてひんぱんに記事をアップすることで、多治見が動いているように見せられます。こうした頻度と質を保つためにも、人を確保することが必要です。

それを可能にするためには、事業で収益を上げることが重要になります。駐車場の利用料、ビルの入居者からの家賃、喫茶店の売り上げなどを確保することをはじめ、それぞれの業務を儲けながら行うことを意識しています。

私たちが挑戦していることを紹介します

■夢の実現をサポート
私たちは、地域の誰かが何かをやりたいときに、きちんとサポートができるようにしたいと考えています。地域の皆さんを支える黒子のような仕事が、私たちの仕事のよさだと感じます。

例えば本町オリベストリートの「かまや多治見」では、家主の方がやりたかったことをかなえるお手伝いができるよう、資金調達のサポートなどを行ってきました。

これ以外にも、最近は特に若い世代に、まちを盛り上げようと動く人が増えています。
私たちは、まちなかへの出店サポートを行うほか、「たじみビジネスプランコンテスト」「さかさま不動産 多治見支局」などで、やりたいことをかなえるお手伝いをしています。

さらに、商店街の皆さんがイベントをやりたいときに事務局を務めたり。陶器まつりで配送サービスがあったらより買ってくれる人が増えるのではないかという仮説の実証を買って出たり。さまざまな形でニーズに応えようとしています。

■地元の人が楽しむのを見て観光客にも来てほしい
地元の人が「このまちはいいよ」と言えるまちにしたいです。地元の人が楽しむ姿が増え、それを見て観光客も来る流れをつくりたいのです。
その中でも、例えば多治見の特産であるタイルを使った銭湯など、多治見ならではのものをつくることで、新しいコミュニケーションやまちの形ができるといいなと思っています。それによって宿泊施設も増え、地元に落ちるお金も増えるといいですね。

そして、私たちのような、地域をつくっていく仕事は面白そう、価値があると思ってもらい、この仕事をやりたい、地元をよくしたいという人が増えてほしいです。
ローカルのコミュニティの中で、毎日顔を合わせる人が家族以外にたくさんいたり、お客様を連れて歩いていると声をかけてもらえたりしています。さらに、狭いエリアで一生懸命取り組んでいることが、他の地域の参考になって、いろいろな地域の方とつながることも。すごく幸せな生き方だと感じています。

■人とのコミュニケーションが楽しいと思える人がいい
2022年に3つの組織が統合し、スタッフが増えて大きな企画にも取り組みやすくなりました。それぞれの組織で文化が違う部分もありましたが、あまり過去のことにとらわれず、新しいやり方でやっていこうと考えています。

私たちの仕事で大切なのは、人とコミュニケーションが取れること。あまり疲れて暗い顔をしていると、まちの皆さんが話してくれないので、人と笑顔で接することのできる人がいいですね。

若い社員にも、なるべく仕事を任せるようにしています。まちづくりの仕事は、いろいろな方をめぐって事業チャンスを探り、行動に移すもの。現場で聞いたことや、自分の意見をどんどん出して動いてもらい、それを生かして仕事をつくっていきたいです。

 

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企業概要

代表者名
理事長 松島祥久  COO 小口英二
エリア別カテゴリ
岐阜東濃
業種別カテゴリ
社会教育、まちづくり情報通信業不動産業、物品賃貸業宿泊業、飲食サービス業サービス業(他に分類されないもの)
WEB
https://tajimi-dmo.jp/
住所
岐阜県多治見市本町3-25 ヒラクビル
アクセス
JR多治見駅南口より徒歩5分
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