共親製菓
株式会社


社員のアイデアや希望を大切に みんなで幸せになれる仕事を
私たちはこんな会社です
■ショッピングモール、クレーンゲームでも駄菓子が人気
子どものころ、どんな駄菓子が好きでしたか?昔から雰囲気の変わらない、レトロ感のある駄菓子の文化は今も多くの人から愛されています。
私たちは昭和22年から、名古屋市西区でお菓子の製造販売をしています。メイン商品は餅飴というジャンルで、「さくらんぼ餅」「フルーツの森」などの商品があります。つまようじで刺して食べる遊び心が人気につながっているようです。
他に、スティック状のゼリー、日持ちする半生大福、「もっちゃん団子」という団子の駄菓子なども製造しています。
商品は全国に流通していて、お菓子の専門店やスーパーなどに並んでいます。最近では、ショッピングモールに駄菓子屋が入ることも多いです。他に、ゲームセンターのクレーンゲームの景品にもなっています。
半生大福は、常温で日持ちすることを生かして、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど海外をメインに販売しています。アジア系のスーパーなどに置かれていて、現地に住む日本や中国、韓国、台湾の方などに人気です。
他に、機械工具商社とコラボして熱中症予防ゼリー「現場の相棒」を開発しました。工務店や現場作業を行う企業に向けてBtoBで販売しています。
■ミーティングの会話から新商品に 製造・包装から企画提案への異動も
2013年に発売した「たべプリ」は、「さくらんぼ餅」がケースに規則正しく並ぶ形を生かし、スマートフォンのホーム画面のようなパッケージに仕上げたものです。話題を生むことで、大人に再び手にとって食べてもらう機会をつくりたいと開発。実際にSNSで話題になり、テレビなどでも紹介されました。
新商品開発については、社長と営業、商品開発担当が月1回のミーティングを行っています。三角形(テトラ形)に包装した商品も、ここでの会話がきっかけで生まれました。
入社時に担当するのは工場での製造や包装ですが、途中から企画や開発の担当になることもあります。他にも出荷管理や品質管理、採用活動の担当になった社員もいます。
業務の異動は、社員の希望があれば、できるだけそれに沿う形にしています。毎年1回、会社の方針や社員の目標を発表する場があり、そこで社員一人ひとりが自分の目標や希望を話します。その中で「インスタグラムをやってみたい」「ゼリーの仕事ができるようになってきたので、今度は大福をやってみたい」などといった声が上がると、すぐにでも「やってみようか」と動くようにしているのです。一番モチベーションが上がっている状態なので、うまくいくはずだと思っています。他にも、社員の仕事ぶりを見て他の業務をお願いすることもあります。
■5S活動で改善思考が根付き、さまざまなアイデアが生まれるように
2019年からは5S活動に取り組んでいます。5S活動とは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の5つの「S」を基軸とした業務改善活動です。
きっかけは、仕事中に社員のけががあったことでした。これを受けて、改めて製造業の工場について学ぶ中で、ある研修で共感できる講師に出会い、毎月工場を見てコンサルティングをしてもらうことにしたのです。
取り組みを続ける中で、明らかに生産性が上がってきました。社員の普段の会話でも「5S」「改善」「無駄をなくす」といった言葉が出てくるようになっています。
5S活動と同時期に、改善提案制度をリニューアルした「アイデア提案制度」もスタートさせました。書きやすい様式を定め、提出されたら社長がすぐに現場を確認しに行くことで、社員のモチベーションを上げられるようにしています。
例えば、ある機械を分解して洗い、再び組み立てるときに、右回しで締めるネジと左回しのネジがありました。この状況に対して提案されたのが、機械に回す方向の矢印を書いておくアイデアです。これによって、経験の浅い人も迷うことなくネジを締めることができます。
提案されるアイデアは年間300件以上。ベテランの正社員からパート社員まで幅広い層から提出されています。5S活動によって改善思考が社員の間に根付いてきたことも、提案の数につながっているようです。
アイデアの発端は、自分たちが楽になる工夫や、他の社員への思いやりです。それを改善することが、仕事がしやすい職場やミスの減少、そして生産性の向上にもつながっています。
こうした取り組みが、コロナ禍の厳しい時期に、黒字が続くことにもつながったと思います。
私たちが挑戦していることを紹介します
■多能工化で生産性向上
さらなる生産性向上を目指し、社員の多能工化にも取り組んでいます。多能工化とは、一人の社員が複数の業務に対応できるように育成することです。「多能工化マップ」を作成し、誰がどこまでできるようになったか、次は何を目指すかを可視化しています。
また、教わる人が手書きしたメモを、社内で作ったアプリでデジタルテキスト化し、作業手順を作成することも始めました。
以前から作業手順を整備したいと考え、パソコンでの文章作成や動画の撮影・編集を試みましたが、どうしても時間や手間がかかります。そこで、未経験の人がわかるレベルではなく、一度教えてもらった人や久しぶりの人が見て思い出せる、また他の人にも同じ基準で教えられるレベルの作業手順を作成することにし、手間を減らして整備できるようにしたのです。
■社員を適切に評価できる仕組みづくり、社員が快適に過ごせる施設に投資
多能工化マップは、人事評価制度とも関連付けたいと考えています。現在は専門家の方と、人事制度をつくり込もうと取り組んでいます。多能工化した人だけでなく、育成担当者や、多能工化がしやすい職場をつくった社員なども評価できるような仕組みにしたいと考えています。
また、現在新工場を建設中で、2025年末に完成する予定です。現在の工場が手狭になり、生産量を増やすためには新工場建設しかないと考えました。それに対応できるよう、少しずつ社員を増やす一方で、省人化やオートメーション化も進める予定です。
加えて、社員がもっと快適に過ごせるよう、更衣室や食事スペース、リラックススペースのある棟も建設しています。
■幸せにつながることを実践
私たちの理念は「私達は幸せになります。」です。社員だけではなく、支えてくれる家族、一緒に働く仲間、仕入れ先、お客様や地域の方々も含めて、みんなで一緒に楽しく、幸せになることを目指しています。
そのために、思いやりを起点に改善を行い、働きやすい職場にする。残業が少なく、家族で夕食が食べられて、安定したお給料がもらえる会社にする。仕入れ先の方も大切にして、思いやりを持つ。お客様には、適切な納期を設定し、早く収める。食べていただくお客様には、おいしいものや楽しい時間を提供する。さらに地域の方に向けては、ハロウィンやクリスマスに、地域の子どもたちが楽しめるイベントを始めました。
このように、幸せにつながることをその時々で実践し、みんなで幸せになっていきたいと思っています。
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企業概要
- 代表者名
- 安部隆博
- 従業員数
- 社員35名、パート8名、派遣社員5名
- 資本金
- 1,000万円
- 事業内容
- お菓子の製造、販売
- 業種
- 食品製造業
- エリア別カテゴリ
- 愛知/名古屋
- 業種別カテゴリ
- 食品製造業
- WEB
- https://kyoushin-s.co.jp/
- 住所
- 愛知県名古屋市西区名西一丁目15-2
レトロで愛され続けるお菓子を製造 思いやりからのアイデアで生産性向上も