■カネコ小兵製陶所
　1921年に創業した陶磁器製造・販売業の企業です。 やきものづくりを通して暮らしの中の「小さな」幸せを届けるを企業理念に掲げ、24人（2023年5月現在）の従業員とともに事業を展開しています。

■主な事業内容
　陶磁器製造・販売業を行っており、お客様となるのは商社（国内外）・直卸・ＥＣサイトでの販売などです。
中でも、当社の核となる陶磁器製造事業には特に力を注いでいます。 その背景にあるのが、【美濃焼の歴史と伝統を大切にしつつ新たな美濃焼（やきものづくり）に挑戦したい】という想いです。
事業の発展を通して、岐阜県東濃地域の陶磁器産業を担う窯元の一つとして、1400年以上の歴史を継承しつつ、世界に誇れる美濃焼を作り続けたいと考えています。

　　　　　　　　　　　　　　　　四代目　伊藤祐輝

■当社の強み
当社の一番の強みは【創業100年の伝統と革新】です。 伝統と革新、それらを実現し続ける高い技術力に裏打ちされた安心と信頼のブランドにより、顧客に選ばれる企業として地位を築き、期待に応えてきました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぎやまん陶

■仕事に取り組む上でのモットー
　企業理念として掲げる【私たちは、やきものづくりを通してくらしの中へ「小さな」しあわせを届け、楽しくて心地よい、普段着の生活文化を創造する】には、【企業理念に込めた思い美濃焼の歴史と伝統を大切にしながらやきものを通して、くらしの中へ「小さな」しあわせを届けようと「ものづくり」をしていきたい】という思いを込めています。 従業員は企業理念に則って業務にあたっています。

■事業面
企業の発展を図る上で、現在私たちが挑戦していることは、BtoC事業です。 挑戦に踏み切ったきっかけは、【主な販売は商社経由が多く、カネコ小兵が器づくりを通して伝えたい大切にしている価値観を販売先やエンドユーザーまで伝えきれていないこと】です。この挑戦を通して、【伝えたい想いを届けられるような仕組みを作り、一人でも多くのファンを増やすこと】を実現したいと考えています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リンカ
■組織づくり
事業での挑戦とともに、組織内の人づくりに挑戦しています。 背景にあるのは社員同士の意思疎通をより図ったり、想いを共有したりするなどのコミュニケーションを高めたいという意図があります。 カネコ小兵では、正社員だけでなく時短勤務やパートタイマーなど働く方のライフスタイルに合った働き方を推奨しています。 お互いをより知ることで、情報の共有を高め、ひいては生産性のアップにもつながると考えているからです。 そのための打ち手のひとつとして、アウトプット会を実践しています。 これは毎週好きなテーマを決めて、発表してもらう会です。選ぶテーマは仕事に関係してもしていなくてもよくて、社員の専門知識の共有や生産性を高める施策に繋がったりなど成果を重ねています。

■現在、課題となっていること
主軸ブランドである”ぎやまん陶”や”リンカ”が好調である一方で、新たなブランドづくりに課題を感じています。
この課題をクリアするためには、【アイディアを生み出し続けながらまたどのように実現するのか】日々試行錯誤を行っています。
課題の解決は決して簡単ではありませんが、企業理念である【やきものづくりを通してくらしの中へ「小さな」しあわせを届け、楽しくて心地よい、普段着の生活文化を創造する】の実現に、つながる新たなブランドを創り上げたいと思っています。