一般社団法人
東栄町観光まちづくり協会
まちのつなぎ役として、やりたいことの実現をサポート
私たちはこんな会社です
■まちの底力を引き出す3つの事業
東栄町(とうえいちょう)は愛知県の北東部、奥三河と呼ばれる地域にある、豊かな山林に囲まれ、透き通った川の流れるまちです。鎌倉時代に始まり、今も集落ごとに伝承され続ける「花祭」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
人口減少や高齢化が進む一方で、近年は移住して飲食店などを始める人も多く、店舗数は増えています。地域の人にも、それを面白がり、関わろうとする人が多いです。魅力的なイベントも増え、町内外で「面白そうなまち」と思ってもらえることも増えました。
この東栄町で2017年に発足したのが私たちです。住民のさまざまな活動をまとめて発信したり、サポートしたりする組織が必要だという機運が高まり、住民とともにワークショップを繰り返して立ち上げられました。
2023年には一般社団法人化し、立場や役割をより明確化させています。
私たちの役割は、中間支援組織として、行政や地域の住民、事業者、団体、観光客などの間をつなぎ、それぞれのやりたいことを実現する「まちのつなぎ役」です。具体的には、次の3つの事業を行っています。
1 まちを知る
まちの資源を編集・発信し、まちのことを知ってもらうことを目指しています。
例えば、町の観光ホームページ「東栄町のじかん」を作成、運営しています。観光情報だけでなく、町の事業者の情報も紹介。SNSでも発信しています。
また、フリーペーパーも発行。これらは町内に住むデザイナーや編集者と連携して作成しています。
他に、観光PRのイベントに出展することもあります。
2 まちを巡る
東栄町には、観光スポットとして紹介するには小さく、わかりにくくても、ガイドと一緒に巡るとそのストーリーやまちの暮らしがわかる、魅力的な場所が点在しています。そこで5年ほど前から、電動アシスト自転車を使ってそれらを巡るガイドツアー「ぽたび」を始めました。
他に、まちあるきや町営バスを使った周遊の促進にも取り組んでいます。
3 まちを育む
まちのブランド強化を目指し、町と連携して東栄町らしい商品を開発したり、協会会員の事業者からの相談に乗ったりしています。
また、町からの委託を受けて、ふるさと納税返礼品の魅力化やPR、LINEでも使えるプレミアム商品券発行、地域の文化や実態の調査なども行っています。
2022年度には町内の事業者の雇用に関して、人材不足の実態や、求めている人材像などを調査しました。この問題について引き続き、事業者の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
■まち巡りで、地域に経済効果を
今、一番力を入れているのは「まちを巡る」事業です。
私たちは、地域の人の暮らしが持続できるようなまちづくりを目指しています。そのためには、ある程度の経済循環が必要です。
それを生み出すために、とにかく町外からの観光客を増やしたいというわけではありません。もともと観光地ではなかった東栄町では、お客さんが来たときに、地域に経済効果が生まれるような取り組みをしておかなければ、地域の負担が増すばかりです。
訪れたお客様が、複数のスポットやお店を巡るようになれば、経済効果がより高まることが期待できます。また、町や人とのつながりができ、再訪していただくことにもつながります。
自転車ガイドツアーは、参加者がまちの日常にある暮らしを知り、地域の人と交流したり、文化に触れたりできる体験にしたいと考えています。
町内には自転車で登れる林道、石仏や道祖神など、さまざまな面白いポイントがあります。また、立派な古民家にお住まいの方と出会い、縁側で休ませてもらえるようになったりもしました。
また、まちなかを歩いて巡るという面では、町と連携して「ホタルの散歩道」というイベントを毎年行っています。2か所のホタル鑑賞エリアをを巡りながら、まちのお店が出展するエリアも歩けるようにしました。
車で約2時間の距離にある名古屋市周辺から訪れる子育て世代も多く、来場者は年々増加。2023年には1日で、町民の人口を超える3200人が訪れました。
私たちが挑戦していることを紹介します
■まちなかを滞留できる魅力的な場所に
2023年には、私たちの事務所の一部機能を、まちなかの空き店舗に移転しました。
これから改修を進め、「ぽたび」やレンタサイクルなど、まちを周遊する拠点となる案内所の機能も持たせる予定です。徒歩やバス、自家用車でのまち巡りが楽しめるような案内も始めます。さらに、ドーナツ店を設け、その飲食スペースは会議やイベントでも使えるようにするなど、「まちの縁側」として町内外の人が行き交う場にしたいと考えています。
今後は、まちなかにもっと人の滞留が起こるようにしたいです。空き物件を活用したり、子どもたちが遊べる場所を設けたりして、まちなかを巡れるような仕掛けをしていきたいと思います。
町内外から出かける目的地としてまちなかの魅力を高めることは、雇用と所得を持続的に生み出し、地域で豊かに暮らし続けられることにつながります。
■祭りが続けられるまちに
地域の人が暮らし続けられるまちであるかどうかの指標となるのは「花祭が続けられていること」だと感じます。花祭は、集落ごとに暮らしている人がいないと成り立たないし、地域に関わり続ける担い手も必要です。次の世代、その次の世代も祭りを続けていけるようなまちを残していきたいという思いで、取り組みを進めています。
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企業概要
- 代表者名
- 大脇 聡
- 従業員数
- 6名
- 事業内容
- 情報発信、編集・デザイン、まちの周遊・連携促進、自転車の活用、まちのブランド強化、人材の創出・育成
- 業種
- 観光業
- エリア別カテゴリ
- 愛知/東三河
- 業種別カテゴリ
- サービス・レジャー
- WEB
- https://www.toeinavi.jp/
- 住所
- 愛知県北設楽郡東栄町下田軒山13-7
- アクセス
- 【車】名古屋市より約2時間、豊橋市・浜松市より約1時間半
【電車】JR飯田線東栄駅より町営バスで約15分
地域の人が豊かに暮らし続けられる、人が訪れて経済効果の生まれるまちを