岐阜大学生とつくる企業図鑑-2024-【株式会社城山】

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岐阜大学生とつくる企業図鑑-2024-【株式会社城山】

岐阜大学生とつくる企業図鑑-2024-【株式会社城山】

岐阜大学社会システム経営学環の2024年度1年生31人による「東海ヒトシゴト図鑑学生編集部」から4人が共に挑戦したくなる中小企業を取材!見つけた魅力をご紹介します。

-企業概要-
代表者名:加藤隆介
事業内容:表面保護フィルム販売・加工、副資材の販売等
業種:商社
住所:名古屋市名東区豊が丘61番地
WEB:https://cc-shiroyama.jp/
訪問企業をより詳しく知りたい方は写真をクリック!

学生)
保護フィルムの専門商社って、どんな取り組みをしているのですか?
城山:加藤社長)
保護フィルムの専門商社は、様々な種類や用途のフィルムから適切なものを選び、お客様に提案することができる点が特徴です。城山の社員は、蓄積した専門知識をハンドブックとして自社作成し、検定制度を通し深い知識を会得しております。また、メーカー毎のフィルム特性を理解するだけでなく、貼っていただく被着体の特性も理解することで、顧客要望に合った製品提案へ繋げております。
さらに、メーカーやお客様のニーズに応えるサポートだけでなく、自社でも新たな保護フィルムの開発を行っており、メーカーの作ったものを売るだけのただの卸売り会社とは違った取り組みをしています。

 
学生)
会社として今後どのような活動をしていきたいか教えてください。
城山:加藤社長)
CSR(企業の社会的責任)を達成するために、アジア地域の植林活動に参加しています。また、名古屋市名東区とのパートナーシップ事業者登録を通じて、安全で快適なまちづくりに貢献をしています。
他にも、MACHIKOYAプロジェクトとして、市内の駅の一角をレンタルして子供たちと地域との交流スペースも展開しており、本業以外でも地域との関わりを促進させるような活動に取り組んでいます。

学生)
お仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。
城山:加藤社長)
Work Life Happiness を実現し、社員みんなが仕事を通じて幸せを感じることを大切にしています。仕事が楽しいとプライベートも楽しくなりますが、逆に楽しくなければその影響がプライベートにも出てしまうことがあります。だからこそ、『すべての人が幸せに』を目標にしています。また、まず挑戦してみることを大切にしており、コスト面だけでなく再び買ってもらえる商品づくりを心掛けています。

 

学生)
保護フィルムにはなぜ様々な色があるのでしょうか?
城山:加藤社長)
青いフィルムは剥がし忘れを防ぎますし、透明なフィルムは製品を見やすくします。黄色いフィルムはバーコードを読み取りやすくしています。同じ色の中でも、素材に合わせた製品が何種類も存在し、お客様が求める要望に沿った様々なフィルムを提供できるようにしています。
また、100種類以上の保護フィルムがあり、それぞれに特性があります。これらのフィルムの特性を追求することで、お客さんのニーズに応え続けていくことも、私たちの業務に大変重要な仕事です。



私が城山さんへ訪問した中で印象に残ったところは、社員の方々や社内の雰囲気です。城山さんは経営理念に「ここに集う全ての人たちと幸福であること」を掲げていて、「work life happiness」という考えや「やってみよう」という言葉も大事にしていると伺いました。そんな理念や考えの通り、社長さんをはじめとする社内の雰囲気が非常に良好であると感じました。
特に、社員の方々だけでなく、社長さんも社内では「ご安全に」という挨拶をしています。これは刃物を扱う仕事も多いため、安全を祈念する意味も込めてこのような挨拶をしているそうで、訪問した私たちにも同じように「ご安全に」と挨拶してくださいました。この挨拶を社内のルールとすることで、社員の方々がコミュニケーションを取りやすい環境を作り出しているのではないかと考えました。
私も城山さんのように関係者の幸福を優先し、積極的なコミュニケーションを図ることを目指したいと感じました。


なんでも挑戦してみるという熱い気持ちで仕事をしているからこそ、社員の方々が仕事に対して達成感を感じやすくなり、Work Life Happinessが実現していると感じました。城山は、会社を大きくしようと何度も挑戦し続けた結果、全国展開が実現したという話を聞きましたが、これは諦めずに挑戦し続けたからこそ得られた結果だと思います。
また、結果を重視する「楽しい」を求めるよりも、過程を重視する「愉しい」を求めることを意識していると聞きました。私は結果が全てだと思っていましたが、「愉しい」という気持ちを持って取り組むことで、たとえ結果として失敗しても多くのことを得られるということに気付きました。これまで私は、始める前にリスクばかり考えて諦めてしまうことが多かったですが、挑戦しなければ得られない結果があることや、過程を大切にすることの重要性に気付きました。これからは「考える前に行動する」という姿勢を意識して生活していきたいと思います。


やはり一番の魅力は社員の皆さんの仲の良さだと思います。
社長は社員や会社のことを家族のように大切にしています。だからか、社員も社長に話しかけられると、にこやかに応対しており、普段の仲の良さがうかがえました。
作業中は挨拶が盛んに行われており、毎日行われる仕事を少しでも仲良く、楽しく、できるように工夫がされていました。職場内の空気感が良いのはもちろんのこと、館内の照明や窓、ドアなどの設備にも気を使われていて、楽しく安全に仕事ができる職場だと感じました。
また、空き時間や説明の時間でお互いに気軽に冗談を言い合ったりできるような関係性で、そのような気軽に話せる関係性の職場だと、なにか困ったことが起こった際にも助けを求めやすく、働きやすい環境だと感じました。

「ご安全に!」工場内でよく使われているこの言葉。城山では、危険の多い工場内でお互い安全に作業しようという気持ちを込めて、このような声掛けが挨拶のように飛び交っています。すれ違う際に、実際私たちにも「ご安全に」と声をかけていただき、とてもあたたかい気持ちになりました。やはり、声掛けがあるとみなさん自然と笑顔になって、「ご安全に」という言葉を通して社員の輪が広がっているように感じました。
「ここに集う全ての人たちと幸せであること」というモットーについて、「お客様や、地域の方々、そして社員全員が幸福であることを大切に考えています。」と加藤社長は語っています。ほかにも、仕事もプライベートも充実し、幸せであることを意味する”Work Life Happiness”を掲げています。「一緒に働く社員たちには会社だけでなく、家族や趣味などのプライベートがあります。城山で働く上で、そういったプライベートも大切にしてほしい」と語っており、城山の人と人のつながりが生み出すあたたかさはそういった思いから生まれていると思いました。


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■「東海ヒトシゴト図鑑×岐阜大学 岐阜大学生とつくる企業図鑑-2024-」プロジェクト概要
・実施主体 岐阜大学、NPO法人G-net
※岐阜大学社会システム経営学環2024年度前期1年生向け「初年次セミナー」(指導:髙木朗義教授)にて実施
・実施期間 2024年度前期

■本取り組みへのお問い合わせ
NPO法人G-net(担当:掛川、志知)まで