弊社は町のケーキ屋さんや百貨店に包装資材や容器を届ける商社です。お取引のあるお菓子屋さんは約1,000件を超え、東海一を誇っています。木箱屋として創業した私たちは時代の変化と共に商材を包装材に変えながらこれまで50年にわたり、菓子業界や製パン業界で1000社ほどのお客様に向けて包装資材を販売してきました(ケーキの箱や袋などです)。

私たちは「個性豊かな街作り」をミッションとして掲げています。創業者がコンビ二の台頭した時代に「便利になるが個性がなくなる」ことに対して危機感を覚えたことがきっかけになり「町にあるお菓子屋さんはその町の個性を作っている、この灯を決して絶やしてはいけない」と肝に銘じ、日々お菓子屋さんに包装資材を届け、消費者の皆様がお菓子を囲み笑顔になる瞬間づくりを下支えしています。

私たちの強みは「人」です。「こまめに顔を出してくれて、提案をしてくれる。だから愛起から買っている」「電話の対応は愛起が抜群」など、「人」の部分をお客さまにも実感していただいています。一方でこれは裏返すとマニュアル化されていない・俗人的な業務が多いとも言えます。今後はうまくデジタルを組み入れて無駄な定型作業やイレギュラーを減らし、お客さまと話す時間を増やせるよう取り組んでいきたいです。自動化できるところはどんどん自動化しつつも、電話対応や訪問営業を全てオンラインにしない「人の魅力をいかした」会社でありたいと思っています。

そのために今は現常務取締役を始め、若いメンバーもベテランも一丸となって業務改善と新規事業開発に注力しています。

弊社は創業から70年の節目を迎え「100年企業」を目指した新たな取り組みを複数開始しました。背景にあるのは社会情勢の大きな変化でした。新型コロナウイルスやウクライナ-ロシア問題の影響を受け、特に2020年の売上は近年にない落ちぶりでした。そのような状況だからこそ変化しなければいけないと通販事業を開始。社内には全くノウハウのない領域だったため、外部人材と協働して複数のプロジェクトを実施しています。

【これまでの取り組みの例】
・アイデアの種を商品に！地域密着老舗お菓子パッケージ会社と挑戦する脱プラ・環境対応パッケージ開発
・コロナ禍で楽しい食卓を演出！パッケージ会社のWEBマーケに挑み、オンライン展示会を成功させよう！！
・アイデアの種を商品に！地域密着老舗お菓子パッケージ会社と挑戦する脱プラ・環境対応パッケージ開発
・2022年7月にはSDGs宣言も行いました。

これらの取り組みを経て、通販事業も少しずつ売上が立つようになっています。将来的には、お菓子屋さんの困りごとを解決できる複合事業会社として、事業体をいくつか作っていくというビジョンを描いています。脱過剰包装、脱パッケージの時代にも生き残るために包装資材業だけではない新たな愛起の形を作る転換期を迎えている今だからこそ、創業者が唱え続けた「創意無盡」の精神、つまり「時代の先駆者としてお客様視点に立ち創意工夫し続けること」を大切に事業に邁進していきます。