岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-【株式会社リーピー】 - 東海ヒトシゴト図鑑

media

岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-【株式会社リーピー】

岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-【株式会社リーピー】

岐阜大学社会システム経営学環の2023年度1年生32人による「東海ヒトシゴト図鑑学生編集部」から4人が共に挑戦したくなる中小企業を取材!見つけた魅力をご紹介します。

-企業概要-
代表者名:川口 聡
事業内容:Webを中心とした地方創生支援
業種:IT・通信・インターネット
住所:岐阜県岐阜市香蘭3-7
WEB:https://leapy.jp/
訪問企業をより詳しく知りたい方は写真をクリック!

 


学生)
今の時代はホームページを作る事業の競争率は高いと思いますが、この会社の強みは何ですか。
リーピー:川口社長

WEBサイト制作事業はWEBサイトの完成で終了する単発の仕事が多い傾向にあります。しかしリーピーは、まずコンサルティング型で、企業さんと経営理念やロゴなどから一緒に考えます。そしてWEBサイトが完成した後は企業のWEB担当となり、運用を継続的に行っていきます。つまり通常のWEBサイト事業より上流の企業のブランディングから下流の運用のアウトソーシングまで、幅広く行っているのが強みです。


学生)
やりがいを感じた瞬間はどんな時ですか。
リーピー:川口社長

リーピーでは、「地方の未来をおもしろくする」というビジョンのもとWEB制作、WEBサービス事業、人材紹介事業を行っています。どの仕事に対しても同じ熱量で取り組んでいますが、特にやりがいを感じたのは岐阜県から依頼された「岐阜県への移住者を増やすサイト」のリニューアルです。リニューアルをしたことによって、移住に対して興味がある人からの資料請求が約20倍になりました。働いている社員自体に他県から移住している人が多いということもあり、移住者の気持ちに寄り添い、サイトを作ることができたと思います。数字としてはっきりと見える結果が出たため、
この仕事にやりがいを感じました。

 

 

学生) 

他社には類を見ない特殊な福利厚生を行っていると先ほどの説明でしていただきました。具体的に教えていただいてもよろしいでしょうか。
リーピー:川口社長
特殊な福利厚生の例としては、「アート感じる制度」というものがあります。アート感じる制度とは、美術館や映画館に赴いて作品の鑑賞を行ったり、ライブなどを見にいくといった視覚的な刺激が感じられるイベントについて、周りへの周知を目的とした資料作成を条件に月に5,000円まで補償をするという制度です。その他にも「リーピーアワード」といったものもあります。このような
福利厚生は、会社設立当初に人材の確保を行うための仕組み
として作りました。

 

 

会社を起業することや、新しい事業を始めることは、とても大変で自分にはできないことだと思っていました。そのため、東京で仕事をし、地方とも関わる中で持った「なぜ地方の人は仕事を東京に発注しているのか」という疑問から会社を立ち上げた川口さんはすごいと感じました。そして、リーピーはそのときに持った「地方の気持ちがわかる会社を作ろう」という思いを今でも明確に持ち続けています。この思いが新規事業に挑戦し続けることや顧客からの満足度が高いサービスを提供し続けることができている鍵であるはずだと考えます。

また、何か新しいことを始めるときは、とりあえずやってみるのではなく、何度もシュミレーションをし、考えてから始めることが大切だという言葉は、これから先、様々なことに挑戦していくであろう大学生である私たちにも刺さる言葉でした。

 

 

 

 

 

企業の業績が右肩上がりで経営も安定しているにも関わらず継続的に新しい事業に取り組み続けて危機管理をしているのが凄いと感じました。また、企業としての目的の優先順位を伺ったときに一番初めに「社員のため」と答えられたのが予想外でした。それが手厚い福利厚生の制度に繋がっているのだと思いました。そして広告や個別のダイレクトメッセージの送信、SNSなどプロモーションの代表的な手法を行っていないのが衝撃的でした。確かな実力と結果があれば顧客はつくものなんだと思いました。

総じてリーピーが事業を展開する上で、利潤を増やすことでなく社員の生活の充実や社会的意義に重きを置いているのが印象的でした。私は、将来はお金を稼ぐことを重点的に考えている傾向が強かったですが、社会にどのように役に立つことができるかも考えていきたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

私は、今回リーピーさんに取材を行わせていただいた中で最も印象に残ったこととして、「作業効率の向上を目的とした人間とコンピューターの共生的な仕事の実現を行っている」ことをあげます。元々コンピューターやAIといったものは人間の仕事を奪う存在という認識がありました。しかし、人間とコンピューターが得意な仕事の分野は異なり、そこをうまく調整することで双方の利点を活かした効率的な業務の実現ができるということを知ることができました。

企業の環境についても福利厚生などをはじめとした取り組みを行うことで、働きやすい企業になっていると感じました。社員の方の対応からもその取り組みが成功していることが伝わって来たため、終始雰囲気も素晴らしい企業だと感じました。

 

 


その他の学生が取材企業さんはこちら!

岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-特集ページ


■「東海ヒトシゴト図鑑×岐阜大学 岐阜大学生とつくる企業図鑑-2023-」プロジェクト概要
・実施主体 岐阜大学、NPO法人G-net
※岐阜大学社会システム経営学環2023年度前期1年生向け「初年次セミナー」(指導:髙木朗義教授)にて実施
・実施期間 2023年度前期

■本取り組みへのお問い合わせ
NPO法人G-net(担当:掛川、志知)まで