【名古屋学院大学 現代社会学部との協働】不安から始まった一ヶ月の「社会体験インターンシップ」。頼れる大人と “共に働く” 体験から得たもの〜大学一年生の中長期インターンシップ・プログラムへのチャレンジ〜 - 東海ヒトシゴト図鑑

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【名古屋学院大学 現代社会学部との協働】不安から始まった一ヶ月の「社会体験インターンシップ」。頼れる大人と “共に働く” 体験から得たもの〜大学一年生の中長期インターンシップ・プログラムへのチャレンジ〜

【名古屋学院大学 現代社会学部との協働】不安から始まった一ヶ月の「社会体験インターンシップ」。頼れる大人と “共に働く” 体験から得たもの〜大学一年生の中長期インターンシップ・プログラムへのチャレンジ〜

 NPO法人G-netでは、「地域の企業で実践的な活動」に取り組む中期インターンシップのプロジェクト設計・伴走を行っています。本記事では、名古屋学院大学現代社会学部と協働し行っている「社会体験インターンシップ」プログラムをご紹介します。今期は「社長のミギウデ」「SNS広報」「イベント企画実施」「空き家リノベーション」など、10社以上の多種多様なインターンシップ先があり、学生自身の興味関心にもとづいて取り組んでいただきました。
一例として、大学一年生が取り組んだ、株式会社城山の企業の魅力発信プログラムでの取り組みや学生の気づきや学びをお届けします。

名古屋学院大学 現代社会学部の「社会体験インターンシップ」とは?

 現代社会学部では、中長期インターンシップ・プログラム(社会体験インターンシップ)を通して、学部教育の立場から、現代社会を生き抜くために求められる積極的な行動力を涵養するとともに、実社会における就業力を育成することを目指します。企業での企画運営をはじめ、いなか暮らし、島おこし、農業体験、地域ベンチャー留学、教育デザインなど、大変ユニークかつ多種多様なプログラムを実施。
社会体験インターンシップの詳細

<会社情報>

株式会社城山は、1983年の創業から40年の歴史をもつ金属鋼板用の「表面保護フィルム」の専門商社です。長年取り扱う保護フィルムは、建築資材や家電製品など主にものづくり企業が誇りと自信をもって生産した製品を守るために使用され、業界の中でもトップシェアを誇っています。2010年から加工機能を併設し、加工流通業として業態転換にチャレンジ。

最近では、表面保護フィルムを輸送する際に活用する木材の二次活用を目指しオリジナル商品開発チームを立ち上げたり、地域で子どもを育むためのサードプレイスを立ち上げたりなど、地域や社会へのさらなる貢献に取り組んでいます。

HP:https://cc-shiroyama.jp/


インターンシップ概要

<期間>
8月2日(金)〜9月6日(金)

<活動目的>
広報・PR担当者として、企業の魅力や取り組みを若者視点で発信する。

 

<活動内容>
①SNSツールの立ち上げ、マニュアルの作成
企業の魅力や取り組みの情報を継続的に発信するための基盤をつくる

②若者視点で企業の魅力発掘
・新規卒業者・中途採用者に向けた情報発信内容のアイデア出し
・スタッフや関係者へのインタビュー取材、整理

③動画作成
・SNSで発信するための動画作成

株式会社城山のインターンシップ募集の詳細

 

■インターンシップを通してできるようになったこと(スキル・習慣・意識づけなど)

  1. 計画を立てる習慣
  2. 動画編集
  3. 時間管理
  4. 報連相を徹底すること
  5. ちょっとした時間にコミュニケーションをとること
  6. 自分から意見を出すこと
  7. 文章を書く力
  8. 分析力

 

■学生の気づき・学び・感想

 このインターンシップは僕にとって大きな挑戦でした。これまで取り組んだことのないSNSや動画編集への不安と、インターンシップを最後までやり切ることに自信をもつことができなかったのです。

 自信をもつことができない理由にはこれまでの経験が大きく関係しています。高校時代には、チームをまとめながら企画や実行などをすることが多くありましたが、リーダーシップを発揮できずに悔しい思いをたくさんしました。責任感が強いこともあり、どうにかして成功させたいという思いで推進するものの、相談したり頼ったりできる人がいないことに孤独感を感じていました。思うようにやり遂げることができなかった経験から、挑戦することに不安やためらいを感じるようになっていきました。

 誰かと最後まで一緒に取り組むことは僕にとって初めての経験で、頼れる人がいることで安心して活動することができました。このインターンシップを通して、誰かと協力して取り組めることが僕にとって大切なのだという気づきがありました。また、正当な評価やフィードバックをもらえることで成長を感じることもできました。一本目の動画が完成したときは達成感があり、自信にもつながりました。

■城山(インターンシップ先)の魅力

 社員の皆さんの距離感が近く、とても暖かい職場であったことが印象に残っています。インターンシップ中の仕事に関することを丁寧に教えていただいたことはもちろん、働いている人とのコミュニケーションが取りやすく、会社の一員として仲間に入れてもらえたような感覚がありました。
 普段の業務でお忙しい中でも、動画の撮影や、インタビューにも、快く対応していただける社員の皆さんばかりで、心強かったです。このプロジェクトの目的にも紐づく「若者たちの企業の魅力発信」に、全社員で協力体制で取り組んでいることを実感しました。
 また、動画撮影やインタビューの時間以外でも、お昼の時間や休憩中に、そこで働いている方の様々な話が聞けたことは、自身の「働く」「仕事」観に大きな影響を与えてくれました。それもこの会社でインターンシップをして良かったと感じる理由の一つです。

 

■社会体験インターンシップ参加後の就職に対する気持ちの変化

 社会体験インターンシップを通して多くの社会人の意見を聞き、就職活動への向き合い方や様々な思いを知ることができました。「実際に行動してみたらどうにかなるものだ」という話を聞けたことで、就職に対する不安が減りました。

<G-netが手掛けるインターンシップ>

 中長期でのインターンシップは負担も多く、大変だと感じることもあるでしょう。しかし、何か一つのことに精一杯取り組み、やり抜いた先で得られるものがあります。G-netが手掛けるインターンシップは、多種多様なインターンシップ先とサポート体制も万全です。不安があっても、挑戦したい!という思いがある学生におすすめです。

特徴1)1~2年生から参加できる

一般的に、3年次の夏休みに実施される通常のインターンシップとは違い、1・2年生を主な対象にしています。「働くとは何か?」「どういった人が社会で活躍しているのか?」を経験から学ぶことで自分の将来イメージをより明確にすることができます。

特徴2)体験で終わらない、実践型のインターンシップ

地域商品・サービスのマーケティングリサーチ、販売経路開拓等が実践型インターンシップのプロジェクト。ヒアリング、アポ取り、営業と取り組む内容はすべて本物の仕事。大学で学んだことや自分の力をビジネスの現場で試すことができるチャンス!

特徴3)徹底した研修、チーム性で挑戦

ひとつのプロジェクトを1~3名の学生が担当するチーム制を導入。それぞれのチームごとに担当する商品・サービスの可能性を徹底検証します!大学との連携のもと、コーディネーターによる研修会や個別面談も随時開催され、成長を引き出すサポート体制も万全です。

この春休みも、インターンシップに挑戦したい方は、「東海ヒトシゴト図鑑」の中の「シゴト図鑑」から探すことができます!!
ぜひチェックしてみてくださいね♪

●その他のインターンシップのご案内
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