【ヒト図鑑ストーリー特集】単位のために始めたインターンが、面白い仕事との出会いを呼び込んだ - 東海ヒトシゴト図鑑

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【ヒト図鑑ストーリー特集】単位のために始めたインターンが、面白い仕事との出会いを呼び込んだ

【ヒト図鑑ストーリー特集】単位のために始めたインターンが、面白い仕事との出会いを呼び込んだ

ヒト図鑑には、さまざまなヒトの人生における選択が掲載されています。
この特集では、その選択の背景や、選択に至る思考回路を掘り下げたり、選択時の指標を明らかにしたりすることで、読者の皆さんが選択するときの判断材料としていただきたいと考えています。

今回のストーリーの主役……
NPO法人G-net 高橋ひな子さん

宮城県出身、大学で経営学を専攻していた高橋ひな子さんは、新卒でNPO法人G-netに就職しました。
その選択の理由には、大学時代のインターンの経験が大きく影響していました。

 

高橋さんはG-netのコーディネーターとして、地域の中小企業の経営者に事業課題を日々ヒアリングしています。その解決につながるよう、兼業・副業の人材と一緒に進めるプロジェクトを提案し、人材募集からプロジェクト終了まで一気通貫でフォロー。中長期的に「伴走」しています。他にも、当ウェブサイト「東海ヒトシゴト図鑑」を軸に、若者が地域に関心を持つような仕掛けをする領域での「経営企画」、つまり戦略を立て、実際に運営も行う役割を担います。さらに請求書の発行や送付といったバックオフィス業務も行い、まさに触れる業務は多岐にわたります。

■インターンシップ経験年表
  • 大学3年8月~9月
    牡蠣のスープの販促プロジェクト
  • 大学3年10月~3月
    インターンのコーディネーター
  • 大学4年5月~12月
    ローカルベンチャーでコミュニティマネージャー
  • 大学4年6月~3月
    いちご農家のクラウドファンディングプロジェクト
  • 大学新卒 5月
    NPO法人G-net入社

 

初めてのインターンシップで得た自信と価値観
大学1、2年生のころは、お金がほしいし他にやることもないと、焼肉店でのアルバイトに力を入れていた高橋さん。月120時間働くこともあるほどでした。大学3年生になると、「そろそろ就活を始めた方がいいのかな」となんとなく思い、大手の就活サイトを見てみることに。しかし、どの会社のどんな仕事のページを見ても「全部つまんなそうに見え」て、それ以上何かするのをやめてしまいました。

そんなころ、夏休みに1ヶ月の住み込み・実践型のインターンシップを行うことで単位がもらえると知った高橋さんは、「コスパがいい」と参加することにしました。インターン先は、牡蠣やほやの加工冷凍卸業を営む企業。初めて直接消費者に向けて売り出す、牡蠣のスープの販促プロジェクトでした。企業からヒアリングをして課題を確認し、ゴールを設定。ブランドのコンセプトを考え、パッケージやロゴ、ポップなどの案を作成しました。デザインを絵に描くのに戸惑う部分もありましたが、ペアを組んだ相手と助け合って形に。後にこの案をもとにして実際のパッケージが完成するなど、成果が形に残りました。

プロジェクト終了の日 受け入れ企業さんと


「やったことがないことに挑戦すると自分自身で意思決定し、実際にアクションを起こして、成功体験にできた。自信になりましたね」

また、同時期に同じく住み込みでインターンを行う同期生には「自分は何をするために生きているか」「将来どういう姿でありたいのか」と語る人が多くいました。
「大学では、早くから就活を頑張っている子は浮きがちでした。でもインターンの同期生は “意志を持って生きていて当然” という子ばかりで、根底から価値観が変わりました」

そんな中で、高橋さんはそのインターンのコーディネーターに興味を持ちました。
それまで学校やバイト先で出会った大人とは違い「夢中になって生きていたら、気がついたら33歳になっていた、みたいな感じの人でした。でも、その人が夢中になっている仕事が、何をやっているのかよく分からなくて」「コーディネーターって気になる」とたびたび伝えるうち、「それならうちでインターンしたら」と誘いを受けました。それをきっかけに、半年間のコーディネーターのインターンに参加しました。

インターンで見つけたコーディネーターの魅力
そのコーディネーターは、水産業を支援するコーディネート団体に所属していました。学生の1ヶ月間の企業でのインターンシップに向けてプロジェクトを設計し、学生のサポートも実施。インターンシップ先は一次産業である漁師から、加工を行う二次産業の企業、それを売る三次産業の企業までありました。ヒアリングに同行すると、経営者の口からは、コーディネーターに解決してほしい課題が「ボロボロ」出てくる。学生インターンでも幅広い業種の経営者に会うことができ、就活サイトには書いていないような話が聞けました。「すごく面白かった。社会のさまざまなことを知ることができて、やりたいことの見つからない私にとってはメリットのある仕事だと思いました」

学生コーディネーターとしてサポートしたインターン生たちとの集合写真



そして、その企業と人材や他の企業などをつなげながら、その企業の魅力を伝えられるように、よりよい状態をつくっていくコーディネーターの仕事に「社会的意義」を感じました。

高橋さんはその後、大学4年生のときに参加したインターンのコーディネートを行ったG-netに、コーディネーターとして入社することを決めた。
「コーディネーターってこういう仕事をするんだろうなと、ある程度イメージを持って会社を選ぶことができました。不安は小さかったです」

今も、コーディネーターを「一生の仕事」と思っているわけではありません。ただ、インターンで感じた「面白い」「社会的意義がある」というコーディネーターの仕事の魅力は、今も感じ続けています。

「仕事も暮らしも、まだまだ実験中です。ただ、自分は実験を続けること自体を面白がれるんだと思います。正解を追い求めるより、どんな実験をしていくと面白いか考えたい。好奇心に従って、軽やかに生きていきたいですね」

高橋さんの1日のスケジュール
 9:00 出社、メールチェック
 9:30 社内ミーティング
12:00 昼休み(ご飯を食べながら、参考資料を読むことも)
13:00 企業打合せ
14:30 議事録修正、企業連絡
15:00 学生面談
16:30 プロジェクト設計資料作成
18:00 問い合わせ対応、お礼連絡
19:30 イベント資料作成
20:00 チームミーティング(他の仕事と兼業するメンバーとのミーティングは、夜に行われることも)
21:30 終業、帰宅

※高橋さんが参加したインターンシップのコーディネートを行った団体はこちら
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 
NPO法人G-net

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