岐阜県各務原市にある株式会社日本温浴研究所は、お風呂やハーブの可能性を広げるべく、若い人材がチャレンジを続けている会社です。

1996年よりスーパー銭湯「恵みの湯」を運営しており、近隣地域の方々に愛されながら、事業を続けてまいりました。しかし、お客様の高齢化とレジャーサービス施設の多様化を受け、年々お風呂業界は衰退しており、恵みの湯も例外ではありませんでした。
一方、恵みの湯がある岐阜県は伊吹山があり、古くから「薬草の宝庫」と言われています。ただその文化も、現代の医薬品の進歩や薬草栽培の担い手の高齢化により、存在感が薄くなっているという現実があります。

そこで「この素晴らしい岐阜の薬草文化と、日本のお風呂文化をより多くの人に伝えたい」という想いで、
◆恵みの湯のリブランディング
◆温浴関連商品のECおよび卸事業
◆オリジナル温浴商品の開発
◆温浴コンサルティング
◆ハーブ農園および浴用化粧品の自社製造
◆健康増進事業としての地域ボランティア受入
などを行ってきました。

おかげさまで恵みの湯は「岐阜ハーブサウナの聖地」としての認知度を高め、より多様なお客様にご利用いただけるようになりました。
またECや販売店様を通じて、恵みの湯が長くこだわり続けてきた「薬草湯」を全国の方々に体験していただけています。

さらにそれらは、新卒・中途の20～30代の若い社員だけでなく、一緒に働くアルバイトやパートのスタッフ、地元の高校生、高いスキルを持った遠方の兼業人材など、多様な方々と一緒にプロジェクトに取り組むことで実現しています。

私たちはただのお風呂屋さんではありません。
お風呂とハーブをテーマに、小さな可能性を少しでも大きくしていけるように、従業員が一丸となってチャレンジを続けています。

■日本一お風呂とハーブにこだわる

ステップ①「自社ハーブ園でハーブを栽培し、フレッシュハーブを使用したサービスを開始」

恵みの湯敷地内の花壇や自社ハーブ園でハーブを栽培し、採集したハーブを「フレッシュハーブを使用したドリンク」として食事処で提供したり、サウナ室内にハーブを入れることでフレッシュなハーブの香りに包まれる「生ハーブロウリュウ」というサービスを開始しました。

ステップ②「ハーブ専用ビニールハウスとハーブ加工場、入浴剤工場を建設」

お風呂とハーブへのこだわりをさらに高めるため、恵みの湯に隣接する敷地に「湯癒草々GARDEN＆FACTORY」という施設を建設しました。
ハーブの栽培から製品作りまでを一環して行える施設で、ハーブ専用ビニールハウス、ハーブの加工場、入浴剤工場を、四季折々の景色が楽しめるハーブガーデンが囲んでいます。
年間を通してフレッシュハーブの供給が可能で、ハーブをテーマにしたワークショップやマルシェなども行い、地域の交流の場としても捉えています。

ステップ③(これから)「こだわりの薬草ハーブを世界へ」

お風呂とハーブに関わるさまざまな事業を展開している弊社ですが、正社員は10名未満という小さな会社です。ひとつひとつカタチにしていくために、アルバイト・パートスタッフと共に一丸となって課題に立ち向かっています。長年一貫してこだわり続けたお風呂とハーブを、今度は世界に広げたいと考えています。
チャレンジし続けること、変化し続けること。これからも、私たちはお風呂とハーブを通してどこにも無い価値をこの世界に創造し続けます。

■企業理念
「私たちは温浴施設の発展を通じて、心の好循環と、経済的な好循環を目指した事業（CSV事業）を目指しています。」
※CSVとは「企業が競争力や経済性の向上を追求しつつ社会的な課題解決に取り組むための考え方」です。