■モノづくりのモトづくり。
八州製作（やしませいさく）は金属製品の“モト”となるアルミダイカスト用金型の設計製作を行っている会社です。「金型」という言葉は聞きなじみがない方も多いかもしれませんが、「型に溶かした金属を流し込み、冷やして取り出すと製品ができる」というダイカストの工程で使用される「型」を作っています。
創業以来、作ってきた金型は一万型！
そのすべてがオーダーメイドです。お客様の要望に応えるべく、金型の設計から生産、さらには納品後のメンテナンス対応までワンストップで行っています。

■世代交代、新体制・新時代を。
2020年に代表取締役が代替わりをしました！社長を筆頭に当社は今、変革期にあります。
当社が製作するダイカスト金型の多くがガソリン自動車関係の部品です。脱炭素化・EV化の流れの中で、自動車業界自体が転換期を迎えています。そうした時代の変わり目をとらえ、より付加価値のある金型を追及するため、組織改革に力を入れています。

イノベーションの生まれる組織へ
変革期において、個々人の高い技術やノウハウ、培ってきた信頼を大切にしながら組織体制を整えることで、これまでになかった新しい捉え方・技術・価値が生まれる組織へ変化していくことを目指しています。
そのために、社員ひとりひとりが着実に技術を磨いていくための教育プログラムの構築、工夫や挑戦が歓迎され、自然にチャレンジが生まれる人事評価制度の設計、新しい技術の導入と技術追及プロジェクトなど、組織自体が試行錯誤の真っただ中です。組織が変化していく瞬間を肌身で感じることができます。

金型づくりはチームワークが命。
社員ひとりひとりがイキイキと働き、力を発揮できる環境をつくることが、高品質な金型づくりに繋がります。
当社の金型は二つとして同じ製品はありません。
数百にものぼる部品を精度高く製作し、熟練の技で組み上げる技術者がYASHIMA品質を支えています。当社はひとりひとりが存分に力を発揮できる環境をつくるため、これからも、挑戦しながら成長し続ける土壌と、誰もが働きやすい環境を構築していきます。

組織を変えていく
代表取締役が代替わりしてから、会社としても組織をよい方向へ変えていこうという取り組みに挑戦しています！
変わっていく時代に合わせて自律的に技術や組織の価値観をアップデートしていく仕組みづくりに力をいれています。

■流動解析の導入
金型には熱してドロドロに溶かした金属が高圧・高速で流し込まれます。その金属の流れ方や温度変化は複雑なため、「どうしたら効率よく金属が行き渡り、お客様の製品を高い精度で取り出すことができるのか」、毎回異なる金型を設計する中でそれぞれに最適な設計をめざし、日々試行錯誤しています。
金型の設計段階からそうした精度を追求したシミュレーションを行うため、流動解析の技術を導入し、実際の金型づくりに活かすという挑戦をしています。

■プロジェクト発足！
部署の枠を超えた取り組みをつくろう！という目的でいくつかのプロジェクトが動いています。

・プロジェクト「▽（いっぱつ）」。
「▽」は機械加工の表面加工で使用される記号で、「▽（いっぱつ）」は表面粗さ「粗仕上げ」を意味しています。このプロジェクトは技術力そのものを高めていくため、今までできなかったことにチャレンジすることを目的として発足しました。新しい何かに挑戦するときには失敗やリスクを考えてためらう、アイデアを自分で評価して表に出さないということもあると思います。このプロジェクトでは「荒削りでもいいから何か形にしてみよう」という意味で、この記号を掲げて活動しています。現在は過去に受注できなかった加工をどうしたらできるのか、模索しています！

・「未来創造ワーキンググループ」
このプロジェクトは社内の部署という固定された枠組みを超えて連携していこうという目的で、立候補したメンバーによって発足しました。「金型づくりはチームワーク」を体現したプロジェクトです。現在行っている活動は、ヤシマユースゼミ。月に1回、各部署で若い人や入って間もない人が集まって部署を超えた交流を企画・実施しています。

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